トンネルの向こうには崖があった。
環八の西側には、
国土地理院地図の断面図で15m程度の高低差がある崖があり、崖上から環八に向かって崖沿いにアクセス道路が作られている。環八も谷底から見ればかなりかさ上げされているのに、崖はさらに上にあるという状態。蓮根川が削り出した谷が、いかに深いかがよくわかる。
崖の上から谷頭方向を見る。
崖下の道は環八から降りてくるアプローチ道路になっているが、上り坂の途中だというのに擁壁の高さがすごいことになっている。
環八東側に戻って、遊歩道になっている水路跡を上っていく。
東側を回っていく開渠と、西側を回っていく谷筋が分岐するあたり。この先は道路に沿って開渠があった。
遊歩道の先では崖下の道路となる。
昭和38年の空中写真では、写真奥のあたりまで開渠が確認できるが、谷筋はここからタコ足のように広がっていく。
西側の谷から見ていこう。斜面の下、住宅地との間に側溝があるのだが、水路敷と呼べるかどうかは微妙なところだ。
谷頭は階段になっていた。
東側の谷。
谷の南側の道路からV字谷になっている様子を見る。
東側の谷頭。はなみ坂という名前がついており、若木華実町会という看板があるので、旧字名なのかもしれない。
はなみ坂の南側にはわずかに食い込んだ支谷があるが、はなみ坂や並行する南側の坂道から直接アプローチする道はない。いったん南側の坂の上から脇道に下りていくと、行き止まりの道の途中が谷間になっていることがわかる。
東側の谷の入り口まで戻ってさらに上流へ向かう。行き止まりに見えるが、写真奥のアパート左側に水路敷が残っている。
蓮根川上流ではあまり見かけないいかにも水路敷な路地。
水路敷の東側にある公園は崖を使って作られている。