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桃園川の水路敷群(高円寺橋〜阿佐ヶ谷駅)その4
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熊?
東橋まで戻ってさらに上流へ進む。桃園川緑道の道端にある像は鮭を抱えた熊なのだろうか。
行き止まり
すぐに北向きの支流との合流があるが、支流自体は行き止まりになっているようだ。この支流は日大二高の南側から流れてきているものだが、機会を改めて見てみたい。
内手橋
橋桁跡が残る内手橋。
馬橋
橋の部分だけ盛り上がっている馬橋。このあたりは古くは馬橋村であり、一つ前の内手は合併した杉並村時代の小名(字)だったそうだ(馬橋稲荷神社サイトより)。
昭和37年(1962年)の住居表示で消えた馬橋の領域は早稲田通りから五日市街道まで広がっており、現在の梅里、高円寺北、高円寺南、阿佐ヶ谷南のそれぞれ一部となっている。かつて中央線の中野・荻窪間に馬橋駅を置こうという運動もあったという。
写真の橋を跨いで南北に走る道路は馬橋通りと呼ばれている。
宮下橋
桃園川に二つある宮下橋の二つ目。こちらの宮は桃園川の南側にある馬橋稲荷神社を指すものと思われる。宮下橋には南の馬橋稲荷神社を通る支流が合流してきていたので、そちらに寄り道してみよう。
水路跡
宮下橋の南側、道路が急に広がっている部分は水路敷だったのではなかろうか。
蓋暗渠
前の写真で奥に写っているガレージショップのような店の右側から、馬橋稲荷神社に向かって蓋暗渠が残っている。
裏
ほどなく馬橋稲荷神社の裏手に着いた。
馬橋稲荷神社
とりあえず馬橋稲荷神社に寄っていこう。鎌倉時代の創建と伝わる。境内はいたって普通の神社なのだが…
アパートに鳥居
東側の入り口はアパートの真ん中を打ち抜くように鳥居と参道が作られている。
この写真は2020/8/15撮影。
暗がり
さて、蓋暗渠は神社の西側でいったん西向きになり、その先にで再び南へ向かう。
ここからの写真は2020/8/10撮影。
舗装
止まれの標識の先はアスファルト舗装になっている。
管理地
舗装された水路敷を進んでいくと、その先は杉並区管理地という札の封鎖された空間となっていて進むことができないが、水路敷は続いているようだ。
南側
大きく南側に回り込んでみたところ。水路敷はここまで続いているように見える。
上流端
南側を向いて上流端を見たところ。これ以上上流には辿れないようなので、桃園川緑道に戻ることにする。
S字カーブ
宮下橋を過ぎると桃園川はS字カーブを描き、中央線に向かっていく。
地図
途中、杉並区が設置した桃園川緑道の地図を見つける。旧橋名や旧水路が描かれているのだが、水路は現在では痕跡がない場所も多い。
西原橋
亀の親子の像がある中央線ガードの手前の西原橋。西原という字名は杉並町時代の大字高円寺、馬橋、阿佐ヶ谷いずれにもあるが、場所としては馬橋の西原なのだろう。
アーチ
中央線ガード手前で桃園川緑道はいったん途切れることとなる。
カエル
緑道入口脇に置かれた蛙の合唱をみながら、今回はここまで。

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