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妙正寺川の水路敷群(妙正寺川上流端の水路敷群)
地図
OpenStreetMapでを見る。今回は右岸側、松下下橋(まつしたしもばし)から日向上橋(ひなたかみばし)まで、妙正寺川に沿った水路敷を遡る。
松下下橋
松下下橋から水路敷の上流方向へ。前後の道路でここだけ妙に左側が広くなっているが、これが水路敷と思われる。旧流路というよりは、農業用の分水路だったように見える。
昭和22年(1947年)の空中写真では水路敷の合流点はもう少し西側の東京電力下井草変電所敷地内にあるように見えるが、現在では痕跡は残っていない。
ここからの写真は2013/9/28撮影。
右折
最初の交差点で水路敷は右折していく。写真奥、道路の右側に自動車が張り出して見えるあたりまでが水路敷。
車止め
南に向かって、杉並区ではおなじみの赤い車止め柵の向こうに水路敷らしい道が現れる。水路敷は徐々に西へ向けて崖下をカーブしていく。
旧早稲田通り
しばらく行ったところ、下井草一丁目バス停で水路敷は都道25号(旧早稲田通り)と交差。
金太郎
旧早稲田通りを越えた先には、杉並区名物(?)金太郎の車止め。設置が始まったのは昭和47年(1973年)ごろからという。最近新しく設置されたものはないようなので、貴重な存在だ。
分岐
金太郎の先へ進んでいくと、途中で水路敷が二手に分かれ、一方は北にある妙正寺川へ向かっていた。
直進側をさらに上流に向かうと、水路敷はバイクショップの裏から出てきて都道438号(早稲田通り)に顔を出す。この写真は早稲田通りから下流に向かって撮影。
日向橋バス停
早稲田通り北側の妙に広い歩道を歩いて行くと、日向橋バス停のところで水路敷は南へ転進。写真左よりに金太郎が見える。
金太郎その2
枠は錆びているが、こちらの金太郎は比較的保存状態が良さそうだ。
庚申塔
水路敷の入り口より少し東側、日向橋の下り方向のバス停脇には、元禄6年(1963年)の造立と言われる庚申塔が安置されていた。
直角
金太郎から南へ水路敷を進む。すぐに西に直角で曲がっていく。
ずれ
曲がった先ではすぐに道路に合流、もう一度直角で南へ転進。合流した道路は水路敷が合流するところで道路の中心がずれたような状態になっている。
写真左側の水路敷に入るところにかつて金太郎がいたようだが、現在は普通の車止めになってしまっている。
日向上橋へ
上の写真奥の交差点を右折。水路敷は妙正寺川との分岐点となっている日向上橋へ向かう。
日向上橋
車道とは別に歩行者用の橋を備えた日向上橋。
上松橋
さらに上流へ向かい、上松橋の南側。大きく口を開けた排水口がある。ここから南へ二車線道路があるが、一つ先の交差点までは水路敷を利用して道幅を広げたもののようだ。南側はすぐに坂道になり、水路としては西に向かったところで寺前橋に流れている妙正寺川支流の流れを分けていたようだ。
ここからの写真は2021/6/20撮影。
乾電池
おまけで、上松橋のひとつ下流にある下松橋の北詰にあった日立スーパーゴールド乾電池の自動販売機。残念ながら壊れてしまっているようだ。
by Natrium