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笹塚1号~3号踏切
地図
OpenStreetMapで笹塚駅から代田橋駅までを見る。
昭和53年(1978年)に京王新線が開通した際に笹塚駅は高架化されたが、代田橋寄りの西側は標高が高く、西に向かって築堤でかさ上げされていた。このため高架化工事は環七の東側までで、もとからの築堤に合流する形となっている。
第三号橋
笹塚駅南側には玉川上水が流れている。写真は笹塚駅のすぐ南側で玉川上水を東西に渡る第三号橋。
笹塚駅東側には神田川支流である和泉川のさらに支流の谷筋が北から食い込んでいる一方、南側からは北沢川支流の谷筋が笹塚駅に向かって入ってきているため、尾根筋を通る玉川上水は笹塚駅のところで大きく南北へ蛇行する。駅は北沢川支流の谷頭にある形になっている。
ここからの写真は2022/1/29撮影。
玉川上水
第三号橋から上流方向では、玉川上水が開渠になっている。写真ではわかりにくいが左岸側の木造の擁壁は一部が崩れてしまっていて、あまりきちんと整備されていない様子に見える。
下流
第三号橋南側から笹塚駅を見る。玉川上水はここから上流側では暗渠になっている。
笹1
笹塚駅は古くは東寄りにあったため、笹塚1号踏切は現在の高架駅の下になってしまっている。どころでこの通路、写真左下に玉川上水に架かっていた橋の親柱が残されている。
南ドンドン橋
そこには「南ドンドン橋」と掘られていた。玉川上水がここで南に大きく曲がっているため、ドンドンという水音が響いていたという。
笹2
笹塚2号踏切は現在架道橋になっている。
笹3
笹塚3号踏切も架道橋。西に行くほど土地が高くなっていくのもあり、桁下高さが低くなってくる。
第4架道橋
さらに西側には桁下1.7mで車両通行止めになっている笹塚第4架道橋があるが、ここは踏切ではなかったらしい。
第5架道橋
次の笹塚第5架道橋から西側は高架化以前から築堤だった部分になる。ここは古くから通路があったようだが、さきほどの4号架道橋と比べても頭上に余裕がほとんどなく、背の高い人は気を付けないと頭をぶつけそうだ。
蓋暗渠
線路の北側に道がないので、南側の道を環状七号線に向かって進んでいくと、環七の直前に玉川上水から分かれてきた蓋暗渠が残っていた。道路をまたいで北へ向かっているのだが、正面のビルのほうに水路敷はない。
東西(写真では左右)に走る道路が実は水道道路で、代田橋の南側から南へ迂回している玉川上水をショートカットして笹塚駅方向で導水していたらしい。
陸橋
京王線が環七を渡る陸橋を玉川上水の大原橋付近から見る。
代田橋駅
環七を渡って西へ進むと玉川上水と京王線が交差する場所に出る。この辺りでは水量も多く、現役の水路という感じが強い。
ちなみに写真手前の鉄橋が代田橋駅で、奥の橋は連続立体化工事の建設車両を通すために作られた通路になっている。
現在進行中の笹塚駅~仙川駅間連続立体化工事によって、京王線の踏切25ヶ所の解消が計画されている。
甲州街道
京王線の北側。玉川上水は甲州街道の下から出てくる形。
沖縄タウン
甲州街道北側には、杉並区が作った沖縄タウンという商店街がある。杉並区には沖縄県出身者が多く住んでいるのだとか。
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