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泉38 大泉学園駅北口〜長久保
地図その1
OpenStreetMapで放射7号付近を見る。
泉38系統は大泉学園駅北口と、大泉学園町北端にある長久保バス停の間を外環自動車道西側の狭隘路を走っていた路線で、大泉桜高校の最寄り路線などであることからそこそこ利用者があった。しかし運行に使用していた小型路線バス「リエッセ」が2011年に生産中止となり、同じ日野自動車が生産を続けている小型路線バス「ポンチョ」は乗車定員がほぼ同じながら実際に詰め込める乗客が少なくなるため多客時に載せきれないことや、ポンチョでは回転半径が大きく運転が難しい場所もあることなどから、リエッセの退役に伴って2025/3/31をもって路線自体が廃止されることになってしまった。
これまでもリエッセの老朽化に伴って減便を行っていたのだが、今回の廃止により1日1便しか来ない2ヶ所のバス停(花園、放射7号、大泉学園幼稚園前)を含め10ヶ所のバス停が廃止となり東西にだいぶ離れた位置を走る路線を使わざるを得ないことになる。
なお、花園バス停については泉38のみ放射7号(東京都道24号)上に離れて置かれており、大泉学園通りの花園バス停はそのまま残っている。
びくに公園入口
実際の運行ルートと方向が異なる部分があるが、南側の大泉学園駅寄りから順番に見ていこう。
まずは東映通りから北に曲がったところにある「びくに公園入口」。現在びくに公園は外郭環状自動車道の延伸工事で閉鎖されており、2023/4/1からは隣の大泉町六丁目バス停とともに水道施設整備に伴って休止扱いとなっていたが、復活することなく廃止されてしまった。
住宅街の水路敷脇に立っていた小さなバス停は白いビニールシートで簀巻きにされていた。
ここからの写真は特に記載がなければ2025/4/4撮影。
大泉町六丁目
放射7号からリエッセが南に曲がってきたところにある「大泉町六丁目」。休止前も大泉学園駅方向のみがこのルートを通っていたため、隣のびくに公園入口と合わせて反対側にバス停はない。
北園
いったん放射7号(東京都道24号)に出て、北園交差点手前のピザ店向かい側にある「北園」へ。こちらは青いビニールシートで簀巻きにされている。
このバス停と隣の放射7号バス停は、西武車庫からの出庫路線である泉38-1が早朝1便だけ使用していたが、その割には立派なバスベイ(歩道に切り欠きを作ってバスを対比させる場所)が作られている。おそらくは放射7号が北園交差点西側、西東京市方面に開通した際には保谷方面からバス路線を設定する予定があったのだろう。
放射7号
ひとつ東側の「放射7号」。道路の正式名称は「東京都市計画道路幹線街路放射第7号線」だが、地元などでは略して放射7号と呼ばれている。バス停は道路名をそのまま取ったものだが、目の前(写真左側)には大泉氷川神社もあるのであえて道路名にしたのはやはり延伸を期待してのものだったのだろうか。
時刻表
2024/11/22に撮影した放射7号バス停の時刻表。朝の出庫でしかバスが来ないので、ここから実際にバスに乗るのはなかなか難しかったであろうと想像される。
西武車庫から大泉学園駅西側のアンダーパスを通ると北口のバス停に入るのは難しいため、そのまま大泉学園通りを北上して北園交差点を東に曲がって放射7号を通ってきていたのだが、免許維持も兼ねていたのかもしれない。
ありし日
同じく2024/11/22の放射7号バス停を車道側に手を伸ばして撮影してみた。
バス停の文字がラベルライターで印字したもののような気が…
バスベイ跡
ところで大泉氷川神社前交差点を挟んで斜め向かい、交差点西側の放射7号に一部分だけ植え込みがない幅広い歩道がある。
ここには2022〜23年ごろまで西向きのバスベイがあったのだが、泉38の廃止以前に廃止されて歩道になってしまった。元々は西向きにもバス路線を設定する計画があったのだろう。
この写真も2024/11/22撮影。
大泉桜高校下り
さて、放射7号から外環大泉入口手前の交差点を左(北)へ曲がって関越自動車道の下を抜け、大泉町四丁目交差点を左(西)へ曲がっていったところにある「大泉桜高校」(下り・長久保方面)。
地図その2
OpenStreetMapで大泉学園小学校付近を見る。
東側の東京都道108号(清戸道、別荘橋通り)と西側の大泉学園通りには複数のバス路線が通っている(特に大泉学園通りはバス路線が多い)のだが、その間には広い公共交通機関のないエリアができてしまった。
大泉桜高校上り
大泉桜高校上りバス停は老人ホームの前にあるが、高校の最寄りバス停になっていたため学生の利用も多かった。
外環側道にある泉39系統の大泉町四丁目バス停が東側にあるため、このあたりではまだ大きく不便になるとも言えないところ。
リエッセ
2024/11/22。大泉北小前交差点を通過する泉38系統のリエッセ。
大泉学園小学校入口
西へ進んで畑の前にある「大泉学園小学校入口」上りバス停。
地元の人はなんということはないが「大泉学園」という私立学校があるわけではなく(大泉地区に学校を誘致する構想があって名付けられた)、「大泉学園町」にある公立の小学校が大泉学園小学校ということになっている。
廃止前
2024/11/22の大泉学園小学校入口バス停を東側から大泉学園小下交差点方向を見たところ。
下りバス停は写真奥に見える。
上りバス停は簀巻きになった現在と比べると、上の行灯型標識が失われたのがわかる(下りバス停の標識は残っていた)。
大泉学園幼稚園前
西武車庫に向かう泉38-2系統だけが使っていた「大泉学園幼稚園前」。ここも夕方の入庫便1便しか通らなかった。
大泉学園小学校前下り
一方、大泉学園小下交差点を右(北)へ曲がって大泉学園小学校の校舎前にある「大泉学園小学校前」下り。
大泉学園小学校前上り
2024/11/22に南側から見たところ。上りバス停は少し北側の写真奥に見える。この辺りのバス停はコミュニティバスで使うような小型のもので、バス停の名称も省略したもの(「大泉学園小学校前」は「学園小」)となっている。
大泉学園町四丁目下り
「大泉学園町四丁目」下りバス停はマンションの生垣に埋もれるような位置にある。
学園4
2024/11/22の「学園4」。このときはなんとか埋もれずに標識が読み取れるようになっていた。
上り学園4
大泉学園町四丁目の上りバス停はローソンの脇にあった。この部分だけ歩道がセットバックしたところに設けられている。
大泉学園町八丁目
長久保手前の「大泉学園町八丁目」下り。
長久保方向
2024/11/22、南側から長久保方向を見たところ。上りバス停は写真右奥のフェンス付近にある。
長久保
最後に2024/11/22、長久保バス停で出発を待つリエッセ。
長久保では、下はみどりバスと、上りはみどりバスだけでなく泉38-3系統、和40系統ともバス停を共有していた。
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