そのまま支流を南下して行くと、再び埼京線と東武東上線に行き当たる。道路が曲がる場所にある未舗装の空間が、水路敷かもしれない。
線路の東側にも水路敷は続いているようだが、またの機会として本流へ戻ろう。西側の水路跡もいずれ訪れてみたい。
本流は児童公園とは言うものの、遊歩道っぽい雰囲気のまま上流へ向かって行く。
谷端川南緑道と同様、北緑道にも彫像が置かれている。葉っぱに乗ったカエルの像というところか。
二の橋。欄干が昔のものかどうかはわからないが、少しかさ上げされた護岸を渡る橋の雰囲気は残されたままだ。
カエルとセットで置かれたような感じのカタツムリ像。
三の橋から西側は児童公園ではなく、自転車駐車場として使われている。
この辺りでは、谷端川の水路跡の方から歩道に向かって排水管(写真手前のコンクリートの筒)が落とされており、下水道本管は歩道の下にあるのかもしれない。
湿気が高いのか、護岸の側面にはびっしりと苔が生えていた。
自転車駐車場の西側、東武東上線下板橋駅に向かうところでは遊歩道になっている。
下板橋駅に向かって幅の広い谷端川跡が曲がって行く。
下板橋駅西側の東上第8号踏切。谷端川はその西側で東上線をくぐっていた。
下板橋駅。東上線には古いタイプの地上駅舎がそのまま残っている駅が多い。
踏切北側には、車両基地の詰所へ向かう橋の構造がそのまま残されている。
踏切南側、緩やかに自転車置き場が西へカーブして行く。
実はこのあたり、補助73号線の予定地になっている。東上第8号踏切近辺はアンダーパスで東上線を潜って行くようだが、谷端川の下を道路が抜けて行く形になるので、踏切前後の構造はいずれ見られなくなってしまうのかもしれない。
もっとも、すでに道路ができている北側と違い南側は用地買収も進んでいないので、いつのことになるやらではある。
西向きになったところで、隣の道路よりも幅の広い遊歩道が伸びている。実際には、道路側にコンクリート舗装がはみ出しており、そこまでが水路敷なのかもしれない。
遊歩道の南側は豊島区となり、豊島区の谷端川緑道マップが設置されているが南緑道のものと比べて痛みが激しいような。
谷端川北緑道から少し離れて山手通りの近くにある子易神社。
ここからの写真は2017/11/23撮影。
その境内に下板橋駅前に架かっていた田楽橋の欄干がベンチとして残されている。明治43年(1910年)と銘が打たれているので、100年以上前の遺構ということになる。
おまけで下板橋駅北側のビル敷地内に祀られている「お多福弁天」。もとはこの辺りの沼の名前だったという。