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谷端川と周辺の水路敷群(中丸川)その3
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溝
小学校の北側、更地になった民家と駐車場の間に北へ伸びて行く溝を発見。どうやらこれは水路敷らしい。
その先はマンション敷地に入ってしまうので、北側へ回ってみる。
隙間
北側の道路から北向きに、細い水路敷が続いていた。
千川上水側
さらに北側の道路は千川上水。塀と塀の間に微妙な空間が残されているが、ここが分水口なのかどうかはよく分からない。
ところで、板橋二中の北側で見つけた溝の東側にも、水路敷かと思える細道を発見。しかし、この道は行き止まりだった。
路地
さらに東側に、水路敷の可能性がある小道がある。ここは千川上水まで繋がっているようだ。
ここからの写真は2017/11/23撮影。
くねくね
こちらも、川筋らしいクネクネ道。
狭隘
しばらく進むと、さきほどのマンション北側の道が突き当たるあたりから先は自動車が通れない幅になっていく。
千川上水へ
すこし上り坂となっている場所を抜け、千川上水にたどり着く。
水神様
そこから少し東寄りに、千川上水の水神様が祀られていた。
玉川上水の分水である千川上水は、元禄9年(1696年)の開通とされ、西東京市から駒込、本郷、湯島まで水を運んでいたという。
昭和45年(1970年)までに大半の流域が暗渠化されたが、西武新宿線の上井草2号踏切付近には、開渠が残されている。
西へ
さて、本流へ戻り、いよいよ上流端へ向かって行こう。水路敷はしばらくの間、西へ向かってほぼ一直線に進んで行く。
ここからの写真は2017/11/19撮影。
ひたすら西へ
ひたすら西へ進む。
突き当たり
日も暮れかかった頃、ようやくマンションに突き当たった。
区境
そこから少し広くなっている道路を南へ進み、板橋区と豊島区の区境になっている場所で水路敷らしき草叢を見つけたが、入って行くことは出来ないので南へ回ってみるしかない。
塀
日が暮れてしまったので改めて続きを探索。さいわい通りまで戻って西へ進んで行くと、空き地の向こうにある塀の手前に水路敷らしき空間が見えた。
この場所はGoogle Mapで見ると2016年にはまだ家が建っていて見えていない。
ここからの写真は2017/11/23撮影。
蓋
西側の小道に回ってみると、分かりにくいが矢印のあたりに蓋暗渠が残されているようだ。
分かれ道
いったんさいわい通りに合流した水路は、再び分かれて北寄りの路地に向かっていたと思われる。
左折
路地の突き当たりを左折すると。
上流端
千川上水へ到達。ここが中丸川本流の上流端と思われる。
庚申塔
千川上水の脇には、柱の陰に青面金剛庚申塔が置かれていた。
台座
で、その庚申塔の隣、犬小屋の前に置かれていた謎の台座。片足だけ残っているのだが、いったい何の像が置かれていたのだろうか。
鉄筋が見えるところから古いものではないと思うが、謎だ。

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