SLがいた北海道(1975年夏)
1975年(昭和50年)の北海道。まだ蒸気機関車(SL)が現役で走っていたころの話。
まずは苫小牧駅での1枚。
別角度からの写真。全体の形からみて、どうやらD51らしい。
何号機かまではわからないが、ナメクジドームではない標準形の1台。。
撮影場所不明の1枚。煙突の形状などからC55と思われる。
これも撮影場所は不明。D51のナメクジドームが分かる。
いずれの写真も車窓から撮影しているのだが、これはプレートが読み取れる。
現在では真岡市の井頭公園に保存されているらしい9600形の49671。デフレクターのない北見機関区所属時代。
49671は9600形の中では珍しい右側運転台なのだそうだが、肝心の運転台が窓枠に遮られ写っていないのが残念。
プレートはC5757と読める。
現在は世田谷区の大蔵公園に保存されている車両で、当時は岩見沢第一機関区に所属。
かつてお召列車も牽引したことがあるというが、この翌年、1976年に廃車となり大蔵公園に移設されているので、最晩年の姿という事になる。
窓の形状(いわゆるバス窓タイプ)と配列から見て、キハ21のようだ。
「札」マークの入った雪かき車たち。訪れたのは夏だったので、出番もなく一休み。
一番右はキ712と読める。一番左はキ702か?いずれも広幅雪かき車(ジョルダン式)のキ700形というものらしい。
中央の車両は単線用ラッセル式除雪車キ100形だろう。
DD15304と、門鉄デフっぽい9600形。
DD15は除雪用に作られたディーゼル機関車(DL)だ。苗穂機関区では列車の牽引に使われていたらしい。
この時点ですでに保存車両になっていたD5195。
撮影した1年前(1974年)に廃車されたばかりで、現在でも新得町の同じ場所に屋根付きで保存されているらしい。
プレートは49612と読める。この時点では滝川機関区所属らしい。
この機関車も翌年の1976年に廃車となっている。
こちらは59614。当時は同じく滝川機関区所属。
現在は小樽市の北海道ワイン工場前で保存されているそうだ。