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バリアフリー化工事開始直後、御茶ノ水駅(2014年3月)
御茶ノ水橋口
JR東日本の御茶ノ水駅。神田川の縁に沿って作られたこの駅は、以前からエスカレーターもエレベーターも設置するスペースがなく、今時の駅としては問題があった。JR東日本では、2013/9から2018年度に向けてバリアフリー化工事を実施することになった。
現在の駅舎の上に人工大地を作り、ホームに向かってエスカレーター、エレベーターなどを設置するというなかなか大掛かりな工事だ。
写真は西側にある御茶ノ水橋口。こちらはほぼ現在の形で残るらしい。このページの写真は2014/3/8撮影。
聖橋口
一方、東側の聖橋口はいったん解体され、新しく駅前広場を持つ駅舎に生まれ変わる。
外観
御茶ノ水橋から駅全体の外観を見る。掘割で作られた神田川にへばりつくようにして駅が置かれているのがよく分かる。
神田川の上には、すでに工事用の仮設路盤が作られ始めている。
聖橋から
聖橋から解体予定の駅階段を見る。都会の真ん中にある駅とは思えない古めかしい意匠なのは、1932年(昭和7年)にこの場所に移ってきて以来大きく変わっていないためという。
通路
上下線を結ぶ通路。丸屋根になっているあたりが昭和初期か。
階段
鉄道模型のキットにありそうな階段。バリアフリー化で失われてしまうのがちょっと惜しい気はするが、実際利用する際には狭くて苦労する場所だ。
頭上注意
聖橋の下、西行ホームの快速線と各停線の間には、どう考えても頭をぶつける高さしかないアーチがある。本来は聖橋の橋脚であり、通路としての役割は考えていなかったとしか思えないが、乗り換えの都合上潜り抜けなければならないこともある。
1886年製
駅上屋の支柱はこの時代の駅舎に多く見られる古レールが使われている。写真のレールはなんと1886年製ということだから、すでに130年近く経っていることになる。 写真はドイツUNION社製のレール。昭和の鉄道遺産に、明治の鉄道遺産が使われているわけだ。
上屋と架線柱
西行ホームから東行ホームを見る。架線柱のデザインも味わい深い。バリアフリー化でこの上にコンコースが作られ、大きく印象が変わるはずだ。
仮設路盤
東行ホームから神田川をまたぐ仮設路盤を見る。仮設というにはかなり本格的な橋がかかっているが、このときはまだ聖橋側の一部に作られているだけだった。
臨時改札口
平日の朝8時から9時半までしか開かない出口専用臨時改札口。淡路坂に向かって出口があるが、こちらは後から設置されたらしく丸屋根ではない。
お願い
ホームの看板も微妙に年季が入っている。国鉄時代の名残だろうか。
ゴツい
天井を見る。古レールをつなぐ桁のリベットが長い時間、上屋を支えてきた。
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