2024/3/3 (第918回)
東京都から
外郭環状線の2(石神井台1期)の事業開始に関するリリースがあったため、比丘尼交差点から富士街道に向かって計画地域を歩いてみた。
比丘尼交差点脇の空き地には、オーケー大泉町店新築工事の看板が設置されている。来年2月には完成予定となっているが着工予定の昨年10月はとうに過ぎており、完成は遅れるのかもしれない。オーケーの店舗は周辺の道路状況に結構大きな影響が出ることが多いので、今でも交差点を中心にそこそこ混雑するここがどうなるのかは気になるところだ。
東映通りから大泉IC方向を見る。本線と関越自動車道の連絡路はかなり形になってきているが、ここからだと本線とつながるトンネルの様子を見ることは難しい。
大泉通りから前原交差点方向を見たところ。この辺りは地上部分の用地買収が終わっており、いずれは外環その2がここを通ることになるはずだ。
外環西側の旧道には、かつて道路だった壁を映し出すミラーがそのまま残されている。
こちらも道路の取り付け位置が北に移動したにもかかわらず、古い方のミラーはそのままになっている。
前原(まえっぱら)交差点から南を見たところ。外環の2は既存道路の左側(東)から写真奥へ向かっていくことになるが、交差点の南側ではほとんど用地の確保が行われていない。
外環の道路用地と明記されているのは、前原交差点の南側ではこの一角しか見当たらない。
道路右側にある都有地のあたりで外環の2は旧道を跨いで西側へ移り、西武池袋線へ向かっていく。
区民農園の向こうに見えるのが西武池袋線の「外かん2号架道橋」。外環の2は架道橋の下をくぐっていく予定になっているのだが、線路の南側は住宅地になっていてまったく用地の確保は行われていない。
住民の間には反対運動もあり、この先用地確保に向けた測量や話し合いが行われるのかどうかも定かではないが、東京都が公表した計画では令和12年(2030年)に向けて事業を行うとしている。
住宅街の中にある「けんか広場」という名前の公園。外環の2は大泉高校やこの公園の南側を斜めにかすめていくのだが、公園北側にはそれとは別に石神井公園駅南口から大鷲神社跡地を抜けてくる補助232号線の計画があり、写真の後ろ側あたりで外環の2と交差することになっている。
補助232号線は西へ進んで大泉学園駅の南側で大泉第二中学校のど真ん中を東西に貫いていく計画(南北にも補助135号線の計画がある)で、反対運動が行われている。
富士街道の北側、外環の2予定地に建つグーチョキパン。一時期休業していたそうだが、現在は通常営業に戻っているようだ。
富士街道から北側の石神井団地公園を見る。外環の2はこのあたりに出てくる予定になっている。
富士街道の南側は、石神井公園の西側を通って新青梅街道までが石神井台区間の2期計画となっているが、現時点では事業化されていない。
さて、石神井公園駅西口の再開発エリアでは2/29で閉店した鳥梅葡酒に移転先の掲示が出ていた。
5月中旬にライオンズマンションの1階(現在空き店舗となっている場所と思われる)で再開とのことだが、ライオンズマンションのアーケードも補助232号線の計画区域になっているのではないだろうか。
大鷲神社の西側は1-2期として昨年から令和11年(2029年)に向けた事業認可がすでに出ており、ライオンズマンションの南北2棟の間にある商店街を通って富士街道へ向かうルートになっている。
南口ロータリーから出ていたホテルカデンツァ東京の送迎バスは3/1から休止となったそうだ。コストアップの影響なのか、運転手不足の影響なのかわからないが、無料送迎バスの維持も難しくなってきているのだろうか。ホテル側の告知によれば、成増駅の平日便と、光が丘駅の一部平日便は運行が継続されるという。
補助132号線沿いにあったファミリーマート(旧サンクス)の跡地に「松のや」が6月オープンという告知が出ていた。西口再開発でマツヤフーズ各店が軒並み閉店となったが、移転して復活するようだ。
それにしてもファミマの方がいつ閉店したのか気が付かなかった(結構前を通っているはずなのだが)。ファミリーマートは石神井公園駅周辺に一番多い時でトモニーも含め6店舗あったのだが、西口のトモニーに続いて、店舗が小さかったここも閉店ということか。
2024/3/7 (第919回)
東京都から今度は西武新宿線の上井草2号踏切付近を通る
千川通り(補助229号線)の事業着手に関するリリースがあったため、踏切から東へ向かって千川通りの様子を見てきた。
まずは西武新宿線北側の千川通りから上井草2号踏切を見たところ。看板が写真右側のポールに隠れてわかりにくいが、千川通りから左折して踏切を渡ったあとで右折して千川通りへ再び入ることは日中(7〜20時)禁止されている。補助229号線工事により写真左側を千川通りが直進する形となり、踏切近辺の渋滞を解消する狙いがあるという。
踏切南側から千川通りを見る。手前に千川上水の開渠が残っているが、計画ではこの上に補助229号線が通ることになる。
千川上水は開渠で西武新宿線の下をくぐる。上水は枯れているようだが、青梅街道より下流で他にない遺構が工事でなくなってしまうのは少し残念。
再び踏切北側に戻って千川通りの東側を見る。補助229号線は写真中央に見える西武鉄道の敷地(駐車場として使われている)を通り、上井草1号踏切との交差点付近で現道に合流する。
この角度だと補助229号線がかなり斜めに西武新宿線を渡ることになってしまうが、西武新宿線は井荻から西武柳沢までの連続立体交差事業が進んでおり両方が完成した時点では立体交差になっているはずだ。
補助229号線と現在の千川通りが合流する上井草1号踏切の道との交差点。千川通りはここから手前は西武新宿線を避けるようにカーブしているのだが、補助229号線はまっすぐ進む形になる。
ところで写真手前に馬頭観音文字塔があるのだが、計画道路上になっておりどうなるか気になるところ。
その馬頭観音文字塔。ブロックで祠が作られており大事にされているのがわかる。
さて、さらに千川通りを西へ進んで上井草駅入口交差点へ。開店に向け工事中のマルエツの向こう、千川通りは左(北)寄りに蛇行していくのだが、南側に建つマンション群は道路からセットバックしてまっすぐ並んでいる。
この先補助229号線はまっすぐ進んでいく予定だったのだが、2022年7月の都市計画変更により現在の千川通りをそのまま生かすことになったため、セットバック部分はそのままマンション敷地として継続使用されることになりそうだ。
さらに西側の井草四丁目交差点から振り返って西向きに見る。交差点の西側で補助229号線はやや南に膨らんで線形改良を行う計画だったのだが、こちらも現状をそのまま利用する形に変更された。補助229号線はもともと幅員20mで計画されていたが、これらの変更により幅員17mでの完成を目指すことになる。
2024/3/21 (第920回)
3/4から27まで改装工事中のケンタッキーフライドチキン。
2/24の写真ではまだ営業している様子であった。このMMビルはすでに半地下の不動産店、2階の税理士法人、3,4階の学習塾は退去しているようで、空きビルになったと思われる。
駅前の商店街「パークロード石神井」の北側ではフェンスを立てて解体工事が始まっている。
西武バスは4/1からダイヤ改正。この掲示には出ていないが、4/13から乗務員不足などへの対応として共同運行の石02(西武バス単独の石01、石04を含む)などを除く便で土曜日も日曜日ダイヤでの運行になるという。
4/1のダイヤ改正では西武池袋線と並行して走っている練48系統のうち、平日朝7:05谷原二丁目発大泉学園駅北口行が系統廃止となるそうだ。練48は都営バス宿62系統(古くは132系統)として昭和34年(1959年)からある古い路線なのだが、大江戸線開通で東側が廃止されたあと、平成25年(2013年)から西武バスの運行に入れ替わったものの乗客は少なく、平日上り6便、土曜日上り4便(うち新江古田行の練48-1が1便)、日曜日は運休という免許維持路線的扱いになっている。