ベルリン(1999年11月)
ベルリンの空はずっとこんな感じ、太陽を見たのは1週間滞在してほんの一瞬だけ。
ブランデンブルグ門はかつての東西ドイツを隔てた壁のすぐ東側に位置していた有名な建造物。訪れた日はベルリンの壁崩壊10周年記念式典の翌日で、コンサートなどに使われたらしい足場などがそのまま残っていた。
現在では地下鉄が東西をまたいで走っており、一番近い駅は旧東側。外に出てももう共産圏であった痕跡はほとんどなくなっているように見える。
これは門をくぐって旧西側から撮影したもの。左手には新首都の政庁が建設されている最中ですが、後ろは広大な森で何もなし。
かつて頑として人の往来を阻んだはずの壁の痕跡ももはやまったく分からない。
とある駅で見かけた謎の日本語看板(笑)
中央の絵か写真はどうもアレのようですな。AIDS防止キャンペーンですから。
しかし、なぜ日本語?
そんなところに走ってくる電車は、第三軌条式(東京の地下鉄銀座線や大阪市営地下鉄と同じ)。
写真にある旧型車両は、駅についたところでドアについている把手をひねるとドアが開くという構造。寒いからですかね?新型車両はスイッチ式だった。
ちなみに、行先のPankowはかつて東ドイツそのものの代名詞になっていた地名で、かつて東ドイツの大統領府や、国家評議会が置かれていたためという。
とある街の風景。道路はどこもこのように駐車車両がいるのが当たり前。道路の幅もあり、これが原因で渋滞ということもないのだろうい。
道の両側はどこもこのような中層住宅。もちろん目抜き通りは近代的なビルだが、日本のような平屋の住宅は市内のそうとう外周部分まで行かないと見当たらず。
宿泊したホテルはベルリン市の南の外れ、景色はこんな感じ。
ホテルの外にあるものと言えば、川と工場くらい。左側の大きなビルはオフィスだったようだ。
なんとなく、ヨーロッパな風景だなと。