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神田川周辺の水路敷群(井の頭の支流その2)
地図その2
OpenStreetMapで井の頭二丁目と三丁目付近を見る。
神田川源流である井の頭公園の手前にある右岸側の谷を見ていこう。
左岸側
先に左岸側にある旧流路を見る。右岸側の谷が合流するポイントのすぐ下流にある旧流路のはみ出しが右側(東側)に見える。
このページの写真は2021/12/12撮影。
上流
遊歩道になっている水路敷は1区画で、上流側は道路になっている。
開渠
神田川右岸の旧流路が井の頭線の脇を通る部分には、水は流れていないものの一部開渠が残っている。写真は渋谷方向に向いて撮影したもの。
出口
吉祥寺方向の開渠は途中で途切れ、左側の歩行者専用標識があるところから水路敷が出てきているのがわかる。
遊歩道
水路敷はインターロッキング舗装された遊歩道として整備されている。アスファルト舗装で補修した部分が赤く塗装されているあたりが三鷹市らしいところか。
苔
苔むした遊歩道を進んでいく。
舗装
道路を渡った向こうは三鷹市おなじみの赤く舗装された歩行者専用道路が続いている。
合流
しばらく西に向かって進んでいくと、赤い舗装が北から合流してくる。
南側
まずはまっすぐ西へ進み、南側の水路敷から見ていこう。
突き当り?
車止めの先で水路敷が道路に突き当たっているように見えるが…
道路脇
道路を渡った西側に水路部分の切り欠きが残っていた。水路敷は若干南にずれてから、さらに西へ向かっている。
上流へ
再び車止めを超えて上流へ。
落ち葉
落ち葉を踏みしめ道路に向かう。
上水北児童遊園
井の頭上水北児童遊園の脇で、水路敷は井の頭公園通りをまたぐ際に再び北寄りにずれている。
続き
さらに西へ赤い舗装が続いていく。
東電
このあたりには送電線は通っていないのだが、なぜか東電の文字が入った境界標があった。
くねくね
くねくねと水路敷は進んでいく。
あおば児童遊園
井の頭あおば児童遊園に出たところで南側を見たところ。すぐ南側には玉川上水があり、奥の木立はかなり高い位置に立っている。
行き止まり
車止めの向こうは植え込みになっているが、その先で水路敷は行き止まりになっている。
分水口?
行き止まりの先で道路も突き当りとなり、南に曲がると坂の上の玉川上水に行きつく。かつてはこの辺りで玉川上水から分水していたのかもしれない。
紅葉
玉川上水の見事な紅葉。この辺りの上水は三鷹市の高台を開削したもので、比較的古い状態が良く保存されている。
北へ
さて、それでは先ほどの合流ポイントまで戻って、北側の水路敷を見ていこう。写真奥で水路敷は民家敷地に巻き込まれてしまい、わからなくなっている。
駅前通り
井の頭公園駅前通りから西に向かう細い路地があるが、これが水路敷かどうか確証はない。
水路敷
そこから西側に回り込んだところに水路敷らしい路地があった。
幅広
やたら幅の広い道路に合流したあと、写真奥に見える車止めの先は再び水路敷になっている。
止まれ
車止めの先から振り返って下流方向を見たところ。「止まれ」の標識があるが、自転車用ということか。
ガードレール
写真奥のガードレールがある道路で、水路敷はまた右(北)に向きを変えているようだ。
側溝跡
ガードレールから井の頭公園通りを北向きに見たところ。道路わきに側溝の跡が残っている。写真奥で水路は左(西)へ向かう。
この先行き止まり
水路敷の入口には大きく「この先行止り」と書かれていた。車止めが仮設のもので、住民の車両が出入りしているのかもしれない。歩行者は通り抜け可能なのでこのまま進んでいこう。
らしい
いかにも水路敷らしい細い道が伸びている。徐々に道幅が狭くなっているが、途中に車止めがあるわけではなくうかつに自動車で入ってくると大変なことになりそうだ。
車止め
上流側の入口には車止めが設置されていた。
赤い入口
さらに上流側は、入り口だけ赤く舗装された道路になっている。練馬区の水路敷ペイントを思い起こさせるが、似たような意図があるのだろうか。
境界標
画数が多い鷹の字は最初から正確に表現することは諦めているであろう三鷹市の境界標。
丁字路
途中で北側から道路がぶつかってくる。練馬区ならここにも水色のペイントが施されているところだが、三鷹市では塗装はしていないようだ。
上流端
北側水路の上流端に到着。こちらは車止めと赤い塗装がある。
止まれ
上流端から下流方向を見る。止まれの標識が歩行者用と自転車用に描かれているが、この車止めを乗り越えて止まらずに飛び出すのはなかなか難しそうだ。
ここから南へ進むと南側水路敷の上流端があり、玉川上水に上る坂道になるので、北側の水路も同じ場所から分水していたのかもしれない。
井の頭公園
最後に神田川の水源である井の頭恩賜公園へ。もともとは幕府御用林の一部であった一帯は、明治維新後に東京府所有となり、宮内庁御用林となったあと東京市へ下賜されたことから、恩賜とついているのだそうだ。
by Natrium