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貫井川用水路(千川上水まで)その1
昭和33年
昭和33年(1958年)地理調査所発行1:10000「荻窪」。
貫井川の水源地のひとつ、秋葉神社の上流部には、千川上水から水を引いていた用水路があるという(参考:練馬まちづくりセンター発行「こもれび」43号、2011/2)。
ロールアップでその流路をしめした。地図右上にある秋葉神社(「荻窪」では範囲外)から坂を上ってきた用水路は千川上水の直前で富士見台駅方向へ転進し、駅前商店街の裏を抜けて都営住宅付近で千川上水から導水していたらしい。その流路は、練馬区と中野区の区界となって残されている。
V字谷
秋葉神社から谷筋をくねくねを上ってきたところが西武池袋線との合流点。
写真ではわかりにくいが、道路を谷底に、きれいなV字谷になっている。
このページの写真は2014/10/18撮影。
斜面
交差点から中村橋方向を見る。結構な斜面がそこにある。
富士見台方向も、同じような斜面になっている。
谷頭
西武線を潜り抜けた先が谷頭になっている。
用水路は正面の道路にそって進んでいたようだ。
突き当り
道を進んでいくと、突き当りに。
用水路は右(西)へ転進。左(東)に行くとすぐに千川通りに合流するのだが。
千川通り方向
突き当りで左(東)方向を見る。
すぐそこに千川通りが見えている。
千川通り
千川通り側から路地を見る。左の通りがかつての千川上水である千川通り。
ここから導水してもいきなり坂を下って行ってしまうので、農業用水としては役に立たないというわけか。
区界
左が中野区、右が練馬区。上の地図ではこのあたりの区界が道路とずれているが、実際には区界をなぞって進んでいく。
一方通行
しばらくは西向き一方通行の道路として続いていく。
三叉路
ちょっと変形した三叉路で、富士見台駅へは右の道を行くことになるが、用水路は左の一方通行へ進んでいく。
細道
三叉路の一角にある寝具店の裏側が用水路だ。
ここでもこの細い路地を境に左が中野区、右が練馬区に分かれている。
クランク
途中、振り返ってクランク状になったところで下流に向いてみたところ。
細い路地の両側を中野区と練馬区がそれぞれセットバックさせているらしいのだが、歩調がそろっていないためこんなクランクに。
両区としては、いずれきちんとした生活道路に格上げしたいのかもしれない。
富士見台駅
途中、富士見台駅正面に出る。表通りとの間には、家一軒か、二軒分の距離しかない。
くねくね
その先では、拡幅工事は行われていない。

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