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白子川周辺の水路敷群(稲荷山、清水山)
ねりまっぷ
ねりまっぷで白子川の不動橋から別荘橋を見る。
白子川の右岸には、稲荷山憩いの森と清水山憩いの森という二つの公園があり、それぞれ湧き水から発する支流が流れている。
下中里橋
不動橋からひとつ下流にある下中里橋。右岸側のたもとに結構な勢いで流れ出る水流を見つける。現在、稲荷山憩いの森から流れ出た水は、ここで白子川に合流しているらしい。
このページの写真は2016/10/10撮影。
段差
下中里橋から右岸を上流に遡っていくと、途中に大きな段差のある場所に出る。
もともとの稲荷山からの支流は、ここで白子川に合流していたのではないだろうか。現在では痕跡はないようだ。
崖
川から一本山側の道には、結構な急坂を伴う崖がある。かつてはこの崖下を水路が流れていたのかもしれないが、現在では痕跡はない。
行き止まり
下中里橋まで戻って稲荷山方向に坂を登る手前、上流側に向かって崖下に行き止まりの道が見える。民家の裏庭のようになっていて進むのは憚られるが、ここが稲荷山からの支流と思われる。
上流
道路の反対側。稲荷山の支流はいわゆる逆川状態で、白子側の下流方向に向かって遡っていく。こちらは水路敷として通行できそうだ。
崖下
稲荷山を右にみながら、未舗装の水路敷を進む。
豊楽園
最上流部には、豊楽園と書かれた碑のある祠があった。稲荷山憩いの森は練馬区でもっとも面積の大きい憩いの森で、かつては豊楽園と呼ばれていたという。
湧き水
稲荷山支流は祠のそばにある湧き水から始まっている。かなりの湧水量と見え、きれいな水をたたえた池になっていた。
清水山憩いの森
続いて、不動橋のやや下流側に口を開く清水山憩いの森の支流へ。こちらも結構な水量が排水口から白子川に流れ込んでいる。写真左奥が清水山憩いの森になる。
入り口
清水山憩いの森の入り口。写真右下に見えるマンホールが水路。
水路
憩いの森から入り口を見る。水たまりのように見えるのが清水山の支流。公園の中を、特に整備された様子もない自然な感じで流れている。
上流
上流側はそれなりに水路として整備されている。
股くぐり
木の股をくぐり抜けていく水路。
最上流部
最上流部は親水公園のようになっていた。
源流
東京の名湧水57選にも選ばれている清水山憩いの森の源流。稲荷山同様湧水量が多く、澄んだ水が流れ出している。
工事のお知らせ
清水山憩いの森だが、実は撮影したすぐあと、10/17から工事のため一時閉鎖になるという告知が貼られていた。清水山公園として整備されるという。
ここは23区唯一のカタクリ群生地として知られており、来年春の開花期までに整備を行うとのこと。

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