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白子川周辺の水路敷群(前田橋〜大泉堀合流口)その1
ねりまっぷ
ねりまっぷで白子川の前田橋から大泉堀を見る。
今回は前田橋あたりで合流していた南側の旧流路跡と、北側にある比較的新しい水路敷をたどってみる。
工事中
いきなり工事中で出鼻をくじかれる前田橋。白子川の改修工事のため、来年3月まで通行止になっている。
このページの写真は2016/6/11撮影。
水路敷
渡れない前田橋を避けて左岸の「したみち通り」を進んでいくと、道路左に階段付きの細い水路敷が現れる。
ちなみに、したみち通り自体もかつては水路だったという話らしい。くねくねと曲がる様子はたしかに水路らしいところが残る。
分かれ道
水路敷は白子川に合流する手前、寂れた児童公園に出会ったところで上流(南)方向に分岐している。
前田橋遊園地
その名も「前田橋遊園地」という児童公園。接続する道が写真中央を直進する水路敷しかなく、地元の人でなければ存在に気がつかないような場所にある。
休日の日中だったが、子供の姿をまったく見かけなかった。
階段あり
児童公園の先、水路敷は階段で道路に接続している。
このあたり、昭和22年の空中写真では水田はあるが水路は見て取れない。昭和38年の空中写真では白子川の流路改修に伴って区画整理されており、そのときにつけられた道路(通路?)だとすれば、水路敷ではない可能性もある。
私道
とはいえ、その先も道路として作られたとは思えない構造になっていて、暗渠が埋設されている可能性は高そうな雰囲気だ。
やっぱり水路敷
細い道を出口側から振り返ると、そこにはうっすらとだが「水路敷」のペイントが残っていた。やはりここは練馬区の水路敷だったのだ。
合流口
さて、分岐点まで戻って最初の水路敷を直進。白子川に突き当たったところで、対岸にわりと大きな排水口と、その上にはいかにも中途半端なブロック塀の隙間が見えた。
かつての南側旧流路と場所は変わっているが、現在は南側の暗渠がここで白子川に合流しているのだろう。隙間のある塀の向こうは駐車場になっており流路をたどることはできないが、隣地との境界線がどうやら暗渠らしい。
上流にある東西橋を渡って、水路敷を探してみよう。
東西橋
東西橋といってもこのような歩道専用橋だ。
旧流路
東西橋東側から上流では、旧流路が道路になっている。
ぐねぐね
細道はすぐに広い道路になるが、いかにも川跡らしいぐねぐねした道が続く。
まっすぐ
川筋が西に向かって転身したあと、川跡は改修されてまっすぐな道になってしまっていた。
中島橋南
そのまままっすぐ西へ進んでいくと、今度は自動車も渡れる中島橋の南側にたどり着く。南側流路はこのまま直進だが、ここで少し中島橋の方へ寄り道してみよう。

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