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善福寺川上流部の西荻窪駅北側には、左右両岸に細かい水路敷がいくつか残されている。下流側から順番に見ていくことにしよう。
神明橋西側に北から流れてくる最初の水路敷が見える。元々は使われていただろう排水口は封鎖されてしまっている。
ここからの写真は2021/5/3撮影。
善福寺川の河川敷の方が、水路敷よりも若干高くなっている。護岸工事が行われる前は、開渠で川に流れ込んでいたのかもしれない。
下流側はアスファルト舗装だが、道路を挟んで上流側は蓋暗渠が残っている。わずか2ブロックだけの短い水路敷だった。
鍛治橋東側に北から流れてくるの水路敷は排水口が塞がれていないが、水は流れていないようだ。河川敷の向こうからすぐに蓋暗渠になっている。
ひたすら真っ直ぐ蓋暗渠が北へ向かっている。
途中、道路が水路を跨ぐ部分には欄干が残っていた。
最後は階段で道路に接続している。
それ以上北へ水路敷はないが、青梅街道の方へ回っていくと、延長線上に青梅街道から細い道路が延びてきている。これが分水口だったのかどうかはわからない。
続いて中田橋北側に右岸側から流れてくる水路敷がある。
こちらも途中で欄干の向こうに蓋暗渠が現れる。
上流側から見たところ、道路がかなり高い位置を通っているのがわかる。下流側はかなり嵩上げされているようだ。
しばらく真っ直ぐ進んだ蓋暗渠は、写真奥で南へ向かって直角に曲がっている。
曲がったあと、南側はいきなり嵩上げされてアスファルト舗装になっている。
分譲中の旗竿地の横で再び蓋暗渠になるが、階段に手すりが取り付けられている蓋暗渠はなかなか珍しいのではないだろうか。
旗竿地を購入すると、もれなく庭先に水路敷がついてくる。ちょっと羨ましいが、湿気や蚊が出そうで実際にはあまり喜べないのかもしれない。
交差点の先は道路の一部として使われている。その先、写真奥には「一時通行止」の看板があり、水路敷に入っていくことは出来ない。