OpenStreetMapで成増駅北口付近の地図を見る。瑞光橋バス停を見に行った時に、成増駅北口のバス停はロータリーではないところにあったようなというおぼろげな記憶があったのだが、Wikipediaでも増07は1997年まで西側から直接ロータリーに入れない（駅前の通りが一方通行だった）ため手前にバス停があって降車後に回送で赤塚高台交差点まで大回りして北口に戻ってきたということが書いてあった。
今回、どこにバス停があったのかは記憶が定かではなかったため、図書館で板橋区の古い住宅地図を書庫から出してきてもらい、確認した。

現在の成増駅北口ロータリー。北口の再開発は1991年にロータリーとアクトなど第一地区が完成しているのだが、その時点では現在図書館などがある第二地区は完成しておらずその前を通る駅前の道は東から西へ向かう一方通行になっていた（写真では奥から手前に向かう方向）。
そのため、西から駅に向かってきた東武バスは直接駅ロータリーに入れないため、手前で客扱いを終了し、そのあと国際興業バスの営業ルートに沿って回送してロータリーまで迂回していた。
このページの写真は2022/6/4撮影。

ロータリーを出て西側の成増北口通りへ向かう途中、東武線沿いにある成増坂上バス停。このバス停は瑞光橋方向しか設置されていないが、1997年まではその向かい側、不動産会社の前に成増駅北口の降車所が置かれていて、そこが終点となっていた。
不動産会社のビルが建て替えられてしまっているため正確な位置が分からないが、おおよそ写真中央の袖看板あたりにあったはず。
東上線の踏切から先が一方通行出口になっていたため、東武バスは乗客を降ろした後はそこを左に曲がって成丘通りへ向かっていた。ロータリーから出て赤塚方面に向かう国際興業バスも、当時はロータリーを出て左に進んで、同じ交差点を成丘通りへ右折していっていた。

成増ヶ丘小学校を左に見ながら百々向（すずむき）川跡の谷を越え、成丘通りの坂を上り切った写真正面のマンションあたりに成増三丁目バス停があった。時計回りのルートだったので反対側にはバス停はなかった。増07系統は回送なのでこのバス停には停車していない。
現在、成増三丁目というバス停は北口ロータリーに入る手前にあるのだが、1997年まではこちらが成増三丁目バス停で、現在の成増三丁目は赤塚三丁目バス停だった（ややこしい）。

さきほどのバス停の先で道路を右折して成丘通りを離れ、赤塚高台交差点の手前、写真中央のマンションあたりに赤塚高台バス停があった。
現在の赤塚高台バス停は二手に分かれており、六道の辻方向に赤02　赤羽駅西口行が、赤羽公園方向に高01　高島平操車場行などが停車する形になっている。

赤塚高台交差点から東武東上線に向かう下り坂。現在はロータリー前の道路が両方向通行できるようになったため、東武バスは西側から直接ロータリーに入っているが、国際興業バスはこの道路を進んで途中で斜め右に曲がって駅へ向かう。駅から来る方はいったん駅前の通りを東へ直進して、突き当りを左に曲がってこの道に入ってくる。

斜めの道が駅前の通りに出る前にある現在の成増三丁目バス停。所在地は成増三丁目なのだが、さきほど書いたように西側に成増三丁目バス停があったため、ここは2011/3/5に改称されるまでは赤塚三丁目バス停だった。

成増駅北口といえば、戸田モーターボートレース場（戸田競艇場）に向かうバス路線（増100系統）があるのだが、感染対策ということでいまだに運休したままになっている。