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越戸川・谷中川とその支流(漆台の洗い場)
地図
和光市ガイドマップで谷中川の下流部分を見る。
今回は地図の南側、不動ノ滝洗場までの短い支流をたどる。
蓋
大正通りをくぐり抜ける谷中川の大正橋通路の南側で、西から蓋暗渠が合流してきている。
ここからの写真は2018/5/12撮影。
崖
蓋暗渠は自然崖と大正通りへの取り付け道路に挟まれた空間から伸びてきているようだ。
隙間
崖の西側には住宅地として造成された擁壁があるが、水路敷はその擁壁に沿って南へ回り込んでいる。
入り口
水路敷は擁壁をぐるりと回っており、西側の道路から入り口を見ることができる。
砂利敷
左のブロック塀のところが前の写真の水路敷。写真手前から奥の二つの矢印の間が砂利敷になっているが、おそらくここが水路敷なのだろう。
間
前の写真手前の矢印部分。家と家の間に水路敷と思われる空間が残されている。入っていくことは難しそうだが、家の裏は崖になっており、そこから湧き水が流れてきていたのかもしれない。
※先日再訪した時には侵入防止対策が施されていました。
通路
水路敷があった家の南側にもう一本通路がある。これが不動ノ滝洗い場への入り口。なぜかGoogle Mapでの表示よりも家一軒分北側にある。
洗い場
奥に行くと、その名の通り洗い場があった。
湧き水
洗い場の奥には湧き水が流れ出ていた。これが不動ノ滝ということになるのだろうか。
庚申塔
不動ノ滝から流れ出る水路の南側には、青面金剛庚申塔が立っている。彫刻が綺麗に残っており、保存状態は良さそうだ。嘉永6年(1853年)造立という。
民家園
不動ノ滝を過ぎて坂を上っていくと、漆台通りに出る。少し坂を下ったところにあるのが新倉ふるさと民家園。外郭環状道路工事で解体された和光市指定文化財の「旧冨岡家住宅」を移築、展示している。江戸中期の17世紀後半に建てられたものされている。
馬頭観音
民家園の脇に立っている馬頭観音像。現在の広沢原児童公園あたりにあった旧消防署から移設されてきたが、そこも移設されたもので、元は新倉にあったというから戻ってきたとも言える。右側の立像が寛政4年(1792年)、左側の文字塔が慶應2年(1866年)の造立。

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