黒目川とその支流(中沢川本流上流部)
OpenStreesMapで
中沢川上流域の野寺付近を見る。
産業道路の西側でも中沢川は本支流の二つが並行しているので、今回は本流側を上流へ向かって進んでいこう。
まずは中沢川本流を、産業道路の中沢バス停から西へ向かう。川沿いを並走する道路はないので、南側の道路を進んでいくと、途中で駐車場の入り口に橋があるのを見つけた。
この写真は2023/1/2撮影。
駐車場横にある児童遊園まだ回り込んで蓋暗渠を覗き込んでみた。しっかり橋が残っている。
この写真は2023/1/28撮影。
その西側は行き止まりの道になっており、水路敷はフェンスで仕切られている。
ここからの写真は2023/1/2撮影。
橋からフェンス越しに下流側を見る。下流側は中沢バス停から蓋暗渠が続いていた。
上流側は蓋ではなくコンクリートブロックで舗装されている。
次に道路と水路敷が交差する橋から下流側。なんとここは写真奥の突き当りまで蓋暗渠に入って行くことができるので、行けるところまで進んでみよう。
突き当りで下流へ向かう本流の水路敷は左(北)へ曲がる一方、南の支流から細い水路敷が合流してきている。
本流の下流方向。さきほどの交差点からここまでがコンクリートブロック舗装だった。
南側。支流から流れてくる水路敷はアスファルト舗装になっている。
橋まで戻って上流方向を見る。ふたたび蓋暗渠が伸びている。
フェンス越しに上流方向を見る。ジグザグに蓋暗渠が続いている。
南側の道路を進んでいくと、野寺集会所東側に道路から水路敷に向かう水路を発見。これは水路跡なのか、野寺集会所の排水路なのか。
ここからの写真は2023/1/4撮影。
集会所の西側には掘り下げられた空間がある。立ち入りはできないので児童遊園として造られたものではなさそうだ。構造としては地下に中沢川の水位を調整する遊水地があってもいいような雰囲気ではある。
写真奥のフェンスの向こうが中沢川本流の水路敷になっている。
八石小学校向かいにある駐車場の敷地を取り巻くように蓋暗渠がある。
中沢川本流の蓋暗渠は八石小学校南側を上流に向かって進んでいく。
南側の道路から校庭に向かって細い水路敷らしきものが残っていた。
西へ進んでいくと、南側の道路が中沢川沿いに並走してから橋を渡る場所がある。そこから下流側を見たところ。
上流側。ここから中沢川本流は水源である武野神社へ向かって南に曲がっていく。
ぐるっと南へ回り込んで再び水路敷と道路が交差する地点へ。道路は普通の舗装路になっているが、欄干とカードレール、フェンスと結構厳重に水路敷が封鎖されている。
倉庫脇の蓋暗渠を覗き込んでみる。写真奥で蓋暗渠が写真左に向かう支流に分かれているので、そちらも見に行ってみよう。
いったんかなり東へ戻って八石小学校の南側。道路脇に細い支流の水路敷が残っていた。ここから下流側には痕跡がなく、中沢川の古い流れが取り残されたものだろうか。
きれいに舗装されているが、入って行くのは難しそうだ。
支流の水路敷は南北で徐々に高低差を増す土地の間を流れている。北側の道路を進んでいくと、途中で脇道と水路敷が交差する場所がある。こちらは下流側を見たところ。
上流側は未舗装の溝が続いている。入って行けそうな感じはあるが、反対側まで抜けていないようなのでやめておく。
さらに西側にも道路と水路敷が交差する場所がある。下流側はすぐ先で藪に阻まれて通れないので、さきほど進入を避けたのは正解だったようだ。
上流側は住宅の裏庭のように使われている。写真左(南)側には、新座市水道部が管理している片山2号井という水道用の井戸が設置されていた。
写真奥のさらに先で、支流はさきほどの本流から分岐している。
さて、ふたたびさきほどのガス会社倉庫から上流方向へ。少し進んだところで道路を水路敷が渡っている場所があるのだが、そこから東を見ると写真奥に蓋暗渠が南北に流れており、手前側は別の支流の上流方向ということになるようだ。こちらの支流は最後に見ていこう。
本流側を上流へ。行き止まりの脇道に水路敷と交差している場所がある。上流側は墓地の脇に沿って蓋暗渠が続く。
この写真は2023/1/7撮影。
墓地脇の蓋暗渠は南側の道路まで続いていた。
この写真は2023/1/4撮影。
ここで水源の武野神社へ至る水路はふたつあったと言われているのだが、まずは東回りで直接写真奥右に見えている武野神社へ向かう。
この写真は2023/1/7撮影。
武野神社入口の向かいには馬頭観音文字塔が安置されていた。
武野神社の本殿は崖の上にあるのだが、崖下に湧水から発した弁天池があり池の中央には弁天様が祀られている。ここから水路は2方向に流れていたようで、東側が先ほどの道路になっているらしい。
さきほどの墓地まで戻って今度は西へ。民家の玄関先からいきなり始まる歩道が水路敷らしい。
ここからの写真は2023/1/4撮影。
前の写真の一番奥。マンションと民家の間で水路敷は南へ向かっているが、ここはちょっと入って行くのをためらわれる。
西側へ進んで、武野神社から崖上に駆け上がる道路に沿って作られた分譲住宅地を下から見上げたところ。写真手前に左右に水路敷の草叢があり、奥の武野神社方向から伸びてくる水路敷が合流している。
東(左)側はさきほどの歩道までつながっている。
武野神社から西に向かって坂道を上っていった崖上から見たところ。崖の手前で水路敷は終わっているが、元は武野神社から崖に沿って水路があったらしい。
ここからの写真は2023/1/7撮影。
さきほどの崖下の水路敷は、西にある野寺カタクリ山に向かって続いている。写真は崖上の坂道から崖下の水路敷を上流方向へ見たところ。
野寺カタクリ山へ向かう途中の路傍には、青面金剛庚申塔が祀られていた。
野寺カタクリ山の入口。写真奥の崖が中沢川の水源の一つとなっていたようだが、こちらが現在立ち入りができないため、水源地を確認することは難しい。崖上には、片山3号取水井という水道用井戸が設置されている。
ここからの写真は2023/1/4撮影。
さて、最後にもっとも西側の水源に向かっていこう。いったんガス会社倉庫の方に戻り、水路が道路をまたいでいた場所から西へ向かう水路を見る。
住宅の間をジグザグに通り抜けた蓋暗渠は、やや南寄りで西側の道路に出てくる。
ここからの写真は2023/1/7撮影。
上流側は住宅と原っぱの間の境界線となって進んでいく。
途中、片山5号取水井の脇を抜ける。
ここからの写真は2023/1/4撮影。
大きく西側に回り込んで道路と水路敷が交差する部分で下流方向を見る。レンガで蓋の穴に蓋をした代わったタイプの蓋暗渠が続いていた。
下流側は穴に蓋がされていない。ところで、写真中央から左(南)に向かって、道路脇にも蓋暗渠が残っているようだ。ここで最上流部は二又に分かれていた。
まずは南側に分かれた方へ向かって見る。カタクリ山と道路を挟んで向かい側の崖下、防災倉庫の横に西へ向かう水路を見つけた。地図の上では開渠になっているが、開渠というよりも排水路?
ここからの写真は2023/1/7撮影。
西側は崖の途中に水路敷が出てくる。元は崖下にあったのだと思うが、宅地造成でかさ上げされたようだ。
北側の水路敷も同じ道路の北側に出てきている。下流側はDIY的な塞ぎ方になっていた。
南側の水路敷は次の道路で終わっていた。ここから西側には続きはない。
振り返って上流側。ここが中沢川水系で水路敷を確認できる最上流部分となる。開渠を水が流れてきていて、写真奥の森が水源となっているらしい。