妙正寺川の水路敷群(野方二丁目南側の水路敷)
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今回は早稲田通りと環状七号線が交差する大和陸橋近傍から妙正寺川に流れてくる支流を見ていく。
妙正寺川の新橋から西側を見る。写真奥に見える変電所の手前に南へ向かう水路敷がある。
このページの写真は2019/10/20撮影。
新橋に向かって北側から一方通行を進んでくる関東バスの宿05新宿駅西口行き。ご覧の通りの狭隘路線で、野方駅行きは大きく西側の環状七号線まで迂回している。
マンションと建売住宅の間にある空間が水路敷で、そこから妙正寺川に大きな排水口が見えている。水も流れおり、現役の水路になっているようだ。
駐車場として使われていた形跡があるが、マンションが建つ前は左側の土地から右側の土地までが一緒くたに使われていたらしい。所有地の中を水路が流れている場合は占有されていることがよくあるが、マンションを立てる際に土地が公図に沿ってマンションと分譲地に分割されて、間の水路敷が姿を表したということなのだろう。
南側に回って下流方向を見たところ。左側の分譲地よりもむしろ水路敷のほうが幅が広いような気もする。
道路に合流した水路敷はそのまま道路の一部となり、すぐに道路と別れて遊歩道状態となる。
水路敷はそこそこ幅広いままクネクネと曲がっていく。
西へ向かう水路敷。道路を渡る前に微妙にはみ出した不思議な造形を見つけた。
道路を渡った先はインターロッキング舗装に仕様が異なっているが、遊歩道が続いている。
今度はややカクカクした感じで左右に振れながら進んでいく。
交差点に出た。どうやら写真左斜め奥へ向かう道が水路敷らしい。
途中に車止めが置かれている路地が水路敷であった様子。
路地を出て水路敷は南側の公園から流れてきていたらしい。
すり鉢状の微地形の底にあるこまどり公園から水路は出てきていたようだ。
公園北側の窪みが水路の跡なのかもしれないがよくわからない。公園の西側は民家になっており、水路敷は失われている。
西側の道路まで行ってみると、西に向かって建売住宅の間に水路敷らしき隙間が残っていたが、通り抜けることはできない。
さらに西側、環七通りに出てくるところでは水路敷としては失われているようだ。
細道は行き止まりで辿れなくなる。水路はもう少し先から流れてきていたようなので、回り込んでみよう。
早稲田通りのマルエツプチ裏側にある駐車場の奥にブロック塀が途切れて柵になっている部分があり、そこが水路敷の入り口になっているようだ。おそらくは写真を撮影したあたりに水路敷の出発点があったのだろう。
おまけで大和町一丁目の北側、啓明小学校の西側にだいぶ進んだところにある小さな祠(GoogleMapには最上稲荷とある)。大和町一丁目一帯には水路敷のような細い路地や未舗装路がいくつかあるのだが、台地の上でもあり畑の畦道のあとだろうか。