ねりまっぷで
練馬高野台の石神井川左岸を見る。
高野台の石神井川左岸地区に流れる水路のうち、今回は最も長い支流と、そのまた副支流をたどる。
昭和14年(1939年)大日本帝国陸地測量部発行の1:10000「石神井」。
中央の本流に沿って、右岸と左岸の崖下に支流が流れており、その間が耕作地になっている。
今回の探索は谷原三之橋からスタート。
水路は写真左の道路沿いを西へ進んでいるように思えるが、写真右に見える排水口(合流口)がどうやら水路の末端らしい。
ここからの写真は2012/9/29撮影。
排水溝の上に立ってみる。
種類の違うマンホールやら、東京都の河界標やら、雑多に並んでいる場所だった。
ドラッグストアの横を抜けていくと、谷原三之橋交差点。
メインの支流は西へ直進だが、交差点を左右に進む道も実は水路の跡。こちらの支流はのちほど。
ちょっと寄り道して市杵島神社(弁天池)の支流から南方向を見る。
谷原三之橋から上っていく支流は、練馬医師会医療検診センターの西側で分流してこちらの支流に向かって流れていたようだ。
この写真は2012/11/18撮影。
再びメインの支流に戻り西へ進んでいくと、医療検診センターを過ぎ、コープデリ高野台センターの先、道路の左側に見慣れた水色の路面が現れる。
写真奥の交差点が愛宕神社から下ってきた坂の底で、奥の道は左に上っていき、
光和小学校へ向かう水路へと進んでいる。
ここからの写真はふたたび2012/9/29撮影。
住宅地の隙間を縫うように南へ進む水路敷の入口。
かつてはこの水路敷を境に東側(左)が耕作地であった。
いかにも水路敷らしい植栽がそこかしこに残る。
水路敷はわずか1ブロックで終わり、ふたたび道路に合流する。
少し進んだところで西側の駐車場越しに長命寺道が進む崖が見えてくる。
自動車の車高から見て、3m以上は高低差がありそうだ。石神井川はこのあたりで長い歴史をかけて谷を穿ってきたのだろう。
この界隈にはなぜか卸売センターのようなものが多い。
食品などを主に扱う卸問屋泉屋の脇を抜け、水路はさらに南へ。
さらに進んでいくと、笹目通りの高野台一丁目交差点から下ってきた道に阻まれ行き止まりになっているように見えるが、水路敷は細い路地となってまっすぐ続いている。
崖の下をくねくねと水路敷が続く。