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貫井川と周辺の水路敷群(豊島園南側の谷戸群)
地図
ねりまっぷで豊島園南側の地図をみる。
今回は水路敷ではなさそうだが、豊島園の南側にある谷戸を探してみる。
昭和34年
昭和34年(1959年)地理調査書発行の「1:10000 石神井」。
豊島園の南側から、4つの谷が並んでいるのが分かる。今回行くのは右の二つ。
地図
ねりまっぷで昭和22年(1947年)の空中写真を見る。
写真左右に谷筋らしきものが見える。右が上の地図での海老ヶ谷戸(えびがいと)。
※2017/7/20追記:練馬区の「谷戸」地名については、必ずしも谷を示しているわけでなく、海老ヶ谷戸も地名としては石神井川左岸の豊島園北側の台地上(現在の春日町一丁目付近)にその名前があるという点を補足しておく。
豊島園
スタートは豊島園。天気が悪い日の夕方だったのもあり、ちょっと閑散としている感じ。
守り猫
豊島園の来場者を見守っていた猫。
谷
豊島園の南側に回り込んでみると、いきなり現れる結構深い谷間。
これが海老ヶ谷戸と呼ばれていた谷らしい。
向山庭園
谷底には、練馬区立向山庭園があった。茶室などを備えた日本庭園になっているようだ。
谷底
谷底に広がる日本庭園。
元々の海老ヶ谷戸の谷は、奥のマンションの方角に向かっていたようだが、ここから上流は住宅が建っていて、たどることは出来ない。
また谷
向山庭園を過ぎ、坂を上るとまたすぐに下り坂がある。
ここが地図にある名前のない谷。ところがこの谷は、谷筋に道がないので、上流に向かって進むことができない。
南側
南側に回ってみる。
西に向かって谷を下りる道があるが、この先は行き止まりになっていた。
さらに南
さらに南側に回る。
今度は谷を抜けて反対側に道がつながっていた。このあたりでもまだかなりの起伏があるのが分かる。
ところが、ここからさらにもう一本南側の道は谷になっておらず、この深い谷は写真左側の住宅の奥でいきなり終わっているようだ。
海老ヶ谷戸といい、谷筋をたどれないのが少しもどかしい探索だった。

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