西東京市の領域だが、ねりまっぷで新川の南側流路を東京大学農場まで見る。
地図の左下を斜めに走っている点線は、旧米国陸軍地図局（AMS）が昭和20年から21年にかけて作成した日本各地の都市計画図に描かれている旧中島飛行機の専用線。いまとなっては何も痕跡は残っていないが、現在の住友重機械工業田無製作所から、西武柳沢駅と田無駅の間を抜けてNTT武蔵野研究開発センタまで伸びていたという。

如意輪寺の南側、新川が南北から来て合流するポイントから探索を開始。南側に向かっては、道路脇の蓋暗渠が続いている。
この写真は2016/8/16撮影。

道路にそのまま蓋（橋？）が続いている。
ここからの写真は2016/8/21撮影。

すぐに蓋暗渠は道路と別れて右へ。

家々の裏をクネクネと蓋暗渠が進んで行く。

階段を2段上って再び道路脇へ。

蓋暗渠の途中にある橋。ここが川というか側溝だったころからそのままなのだろう。

その先、都営保谷泉町二丁目第2アパートの前の道路では、あまり他ではみないタイプの車止めが置かれていた。

アパートの塀に向かって所在無げに残っている橋の跡。かつてはここを渡っていた人がいたのだろう。
蓋暗渠はその先の商店に突き当たっているように見えるが…

商店の左側、青いガードレールがある部分へ続いていた。

ガードレールの向こうには開渠があった。残念ながらここから中には入れないので、上流へ回り込んで行くしかない。

路地裏でいきなり開渠から蓋暗渠に切り替わる場所。

再び何事もなかったかのように蓋暗渠が復活する。

ハの字型の欄干を抱えた場所に行き当たる。

その先、蓋暗渠は南へ急カーブ。

カーブした先で蓋暗渠は道路と合流、そのまま西向に駐車場の周りをぐるりと回って行く。