如意輪寺から谷戸小学校までをねりまっぷの空中写真で見る。
今回はこの空中写真の北側、ひばりヶ丘中学校からいったん北へ向かい、そこから谷戸せせらぎ公園に向かって西へ伸びる水路敷を探索する。
ひばりヶ丘中学校の北側に住吉1号水源がある。中学校のあたりは谷筋が集まる場所にあたっているが、元から水源があったのかどうかは分からない。
このページの写真はいずれも2016/8/28撮影。
すぐそばには震災用(防災用ではなく)井戸もある。
ひばりヶ丘中学校西側の谷戸住吉通り。ここは、南からひばりヶ丘駅に向かって水路があったとされるのだが、それらしいものといえば左の家の前にあるグレーチング(側溝の蓋)くらいだろうか。
ちなみにここは名前の通り右側(東側)が住吉町、左側(西側)が谷戸町で、旧保谷市と田無市の市境にあたる道になっている。
少し北へ行ったところにある住吉第四公園向かいの駐車場の前に、この一角だけ擁壁のような構造物が残されている。
さらに北へ進むと、左(西)に水路敷が現れる。地形から見る限りは、ここが合流点でここから谷戸新道に向かって上っていくようだ。
途中で蓋暗渠が現れるが、この先は行き止まりになっていて通り抜けることはできなかった。
北側に回り込んでみたところ、西隣の谷戸本通りで一箇所不思議なふくらみのある場所に出た。ここが水路敷だった場所。
ふくらんだ部分から下流側を見る。頑張れば入れそうな草むらだが、私有地との区別があいまいなので遠慮しておく。
西側も草むらになっていて入れない。
今度は南側から回ってみる。民家の庭先から唐突に姿を現した水路敷は、V字型に折り返して西へ進んでいる。
すぐに水路敷は南へ転進。
行き止まりを右に曲がって、水路敷は西へ向かう。
その先で水路敷は道路に合流。南側を見ると、URのマンションの前に谷戸せせらぎ公園が見えてくるが、その手前には雨水貯留施設が置かれていて、道路はそれを迂回するように作られている。
雨水貯留施設の西側には道路が続いているが、貯留施設側からは民家の軒先になっていて通り抜けにくいので、いったん谷戸新道まで回ってから戻ってきて上流端を撮影。
この水路は、谷戸新道まで遡ったところで上流端を迎える。
谷戸新道の上流端付近には地蔵尊があった。付近は住友重機械工業の敷地だが、発想の森として解放されている。このあたりが水源だったのかもしれない。
水路敷の南側にある谷戸せせらぎ公園。中には整備された水路もあるが、もともとの水路敷とは関係なく作られたようだ。この井戸も元からここにあったというわけでもないらしい。
谷戸せせらぎ公園の方は、南側のマンションとともに明治薬科大学の跡地を利用したものだ。
ここからはおまけ。ひばりヶ丘中学校西側の道をひばりヶ丘駅に向かってさらに進んでいくと、都道112号の支線を超えたところで西側に遊歩道となっている水路敷がある。ここだけ取り残されているのが不思議だが、水路敷にはよくあることといえばその通りだ。