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白子川周辺の水路敷群(向下橋〜大泉橋戸公園)
地図
ねりまっぷで向下橋から比丘尼橋までの地図を見る。
改修された白子川の右岸側、現在は崖や公園となっているあたりに、かつては白子川の流れの一つが流れていた。
向下橋から南側には川沿いに道がないので、いったん上流側に回り込んで探索してみよう。
行き止まり
旧川道にあたる道路は、現在の白子川からかなり高い位置、崖上の住宅街の中にある行き止まりの道となっている。
昭和14年頃の地図でもこのあたりは崖の下に描かれているので、河川改修時に盛り土されたのだろうか。
ここからの写真は2017/1/7撮影。
崖
旧川道が現在の白子川に合流する場所(写真中央の矢印の先)も崖になっている。
旧川道はここで二手に分かれ、一方は写真左の矢印方向へ上っている。
崖下
崖下側から見たところ。河川敷はここから下流へは行けない形になっている。木立の上がさきほどの場所。
隙間
再び上流側へ回り込んで見ると、家と家の間に砂利が敷かれた水路敷を見つけることができる。
上流へ
振り返って上流側へ向かう。右へカーブしていく道路が旧川道と思われる。
一方、左の私有地と思しき道の先には、大泉橋戸公園の入り口が見える。
大泉橋戸公園
いったん崖上の橋戸小学校まで回り込んで、大泉橋戸公園の入り口へ。
公園自体が崖下の斜面にあり、このあたりではある程度元の地形を残しているのかもしれない。
水路敷
大泉橋戸公園から白子川方向を見る。公園の下、写真点線の部分に水路敷が残っている。
下流側
公園の下にある階段を下りて、下流側を見る。公園と民家の間に水路敷が残っており、左側には蓋の架かった溝渠も残っている。
下流側は途中で宅地に紛れ込んでしまい、出口を見つけることはできなかった。
上流側
上流側にも水路敷が続いている。
田んぼ
水路敷は宅地が大泉橋戸公園に突き当たるところで田んぼになっていて途切れている。
弁天池跡
大泉橋戸公園の南側には、弁天池跡という復元された池がある。白子川沿いにはあちこちに弁天様を祀っていた池があるのだが、ここもかつては湧水地だったのだろう。この先は外環自動車道の大泉ICになってしまっているが、比丘尼橋の手間で旧川道は白子川と分かれていたようだ。
調整池
大泉橋戸公園は、実は白子川の対岸にもあり、その下は白子川比丘尼橋下流調整池となっている。

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