和光市ガイドマップで
東埼橋周辺を見る。
今回は都県境西側の細かい水路敷を見ていく。
旧川越街道に架かる東埼橋から、川越街道の新東埼橋を見る。東京都と埼玉県の都県境にあるから東埼橋といういささか安直なネーミングではあるが、新しい橋の欄干が五輪マークなのは、新しい川越街道バイパスが東京オリンピックの前年である1963年に開通したため。
ここからの写真は2018/8/19撮影。
旧川越街道の東埼橋からひとつ下流にある白子橋から南向きに見たところ。写真中央あたりの左岸側に排水口が見えるが、まずはこの水路をたどる。
排水口の上には真っ赤に塗られた蓋暗渠があった。
蓋暗渠はすぐに終わってしまうが、そこから左折して水路敷は道路の中央に残されているようだ。
水路敷は旧川越街道を越えたところで道路の中央から西寄りの道路脇に移動する。
前の写真左側に横断歩道があるので旧川越街道を渡ってさらに進むと、住宅地の中に未舗装道路が見つかる。
直進方向は行き止まりというか入って行きにくい雰囲気なので、進むのは遠慮しておく。
反対側は川越街道まで続いているが、住宅の間の植え込みになっているので、入っていくことは出来そうもない。
未舗装道路のところまで戻って右折すると、実はこちらも水路敷が続いている。
水路敷はすぐに民家の境界に沿って道路を離れて行くが、入っていくのは難しそうだ。
そのまま道路を進むと、白子宿から旧川越街道が開通する前の旧道である大坂に出る。
大坂の南側には不揃いな蓋暗渠が残っており、これは大坂の途中にある大坂ふれあいの森から白子宿通りへ続いている別の流れになる。
大坂は江戸時代の川越街道が、白子川の作った深い谷を上るために通っていた古い道だが、現在でも白子宿通りから浅久保通りへ抜ける道として使われている。高低差18mというから、初代ガンダムくらいの高さ（笑）を上っていく感じか。
右側の大坂ふれあいの森には後で行くとして、先に左側の水路敷を探しておこう。
左に曲がる角にある家（廃屋）の玄関先には、小さな橋が架かっていた。
そこから少しいったところに道路から下っていく水路敷を見つけた。ここが上流端なのだが、実はこの先でもう一本合流している水路敷がある。
川越街道との交差点に、もう一つの水路敷があった。
さきほどの別れ道まで戻って右側の大坂を進む。坂の途中にあるのが大坂ふれあいの森で、どうやらここが白子宿通りへ流れる水路の水源にあたるようだ。
大坂ふれあいの森は、台地から湧き水が流れ出す公園として整備されているが、これは近年になって再構築されたもので、一時は湧き水はそのまま排水されていたそうだ。
湧水地は藪の中にあるようで、直接見ることは出来ない。
ふれあいの森の中を結構な流量で湧き水が流れていた。
