初台1号~7号踏切
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初台駅から幡ヶ谷駅までを見る。
初台3号踏切から西側は昭和58年(1983年)の初台~笹塚間立体交差化工事の際に京王線が地下化されたため廃止された。初台駅はそれに先立ち京王新線が開通した昭和53年(1978年)に新線に移設されたため廃止されている。
初台駅から西側は玉川上水旧水路緑道として整備されている。
このページの写真はいずれも2022/1/22撮影。
富士急行東京本社ビルの南側で新宿方向を見たところ。昭和58年に地下へ切り替えられる前は、この辺りで京王線が地上に出てきていた。
玉川上水と甲州街道の間に建つ富士急行東京本社ビル。富士急は2022/4に鉄道事業を分社化して創業時の富士山麓電気鉄道という名前にするという発表を行っている。
写真で矢印を置いたあたりで、手前が初台1号踏切、奥が初台2号踏切ということになると思われるが、地下化される前にすでに廃止されていたため正確なことはわからない。
写真ではわかりにくいが奥の矢印の左(南)が幡代小学校で、その前には大正3年(1914年)に幡代小学校前駅が開設されたものの、すぐに廃止されてしまったとされる。※京王電鉄の資料より。
代右衛門橋の欄干(後から作り直されたものだろう)が残る写真右側の道路が旧初台3号踏切。ここからが昭和58年の地下化によって廃止された踏切となる。
代右衛門橋の西側は並木道になっている。写真左(南)側には上水ギリギリまで谷が迫ってきており、このあたりは上水側をかさ上げして谷を越えていたようだ。
本町一丁目交差点から南に進む道路が旧初台4号踏切。ここから西側では、南へ谷を迂回する玉川上水に対して、京王線はまっすぐ幡ヶ谷駅方向へ甲州街道に沿って進んでいく。
二手に分かれた玉川上水の初台橋北側の道路が旧初台5号踏切。
京王線は甲州街道と別れて南寄りに遊歩道として進んでいく。すぐに旧初台6号踏切を越える。
次の旧初台7号踏切で遊歩道は終わっていて、西側は駐車場になっている。
南北の道路はもともと写真正面奥の道路(甲州街道寄り)に向かってまっすぐ進み線路を斜めに横断していたらしい。
駐車場の西側に中央分離帯のある道路が線路跡を横切っているが、ここは踏切ではない。
写真奥の駐車場部分がかつての幡ヶ谷駅で、昭和53年の京王新線開通時に廃止された。
旧幡ヶ谷駅の西側は京王幡ヶ谷ビルになっていて、玉川上水の上にビルが建っている。写真左側の木立は幡ヶ谷駅前公園の一部ということになっているが、木立なので入ることは出来ない。
現在の幡ヶ谷駅(地下駅)の入口は、ビルの下を抜けた向こうにある。