国領1号~9号踏切
OpenStreetMapで
国領駅から布田駅までを見る。
地下化時点で廃止された踏切は国領1号、2号、6号、7号、9号の5つだけだが、その間とさらに西側に踏切らしき場所があるので順にみていこう。
国領駅南側にあるココスクエアの駐車場から国領駅のロータリーを見下ろす。写真中央の信号機あたりが国領1号踏切跡で、そこから京王線の敷地が布田駅に向かってそのまま残っているのがわかる。
このページの写真は2022/3/5撮影。
国領2号踏切跡から西側を見る。京王線の敷地は北側が歩道として使われているが、南側は駐車場が閉鎖された後は利用されていない。
古い空中写真などを見る限りでは、写真中央の点線あたりに国領3号踏切があったものと思われる。
国領4号踏切は、車道が突き当りとなって細い道で北側の歩道につながっているこのあたりにあったらしい。しかし、線路跡北側に道路はなかったので、国領3号と同様に私有地と線路の南側を横断するための踏切だったのかもしれない。
国領6号踏切跡の手前、写真中央の点線あたりに国領5号踏切があったらしいのだが、正確にはよくわからない。南北いずれも私有地で道路はなく、踏切番号を付けるほどの踏切道だったのかは不明だ。
国領6号と国領7号の間は、元から線路北側に側道があったようだが、線路跡はまったく利用されていない。
こちらも普通に道路として使われている国領7号踏切跡。
国領9号踏切跡は南側の道路(写真右)と少しずれているが、これは布田駅の東端を延長するためにこの位置となっていたようだ。
国領8号踏切はもう少し東寄りにあったはずなのだが、線路南側が住宅になってしまっているので、痕跡を探すのは難しく正確な位置はわからない。
廃止時には9号までだったが、布田駅はもともとかなり西寄りにあり、古い空中写真ではもう二つ踏切があったようにも見える。ひとつは協会脇のこの通路。
もうひとつが布田駅構内にあるこの通路。写真奥の車止めに「円福寺参道」と書かれており、線路北側にある円福寺と、南側にある墓地を結ぶ通路として使われていたようだ。
国領駅地下ホームの東端からは、国領方から地下へ侵入してくる電車を眺めることができる。