Natrium.jp
代々木八幡1号~6号踏切
OSM
OpenStreetMapで代々木八幡駅〜代々木上原駅間を見る。
現存する代々木八幡1号踏切以外は千代田線乗り入れ工事に伴う立体交差化で1976年までに廃止されている(乗り入れ開始は1978年)。また、代々木八幡1号踏切は各駅停車の10両編成化に伴ってホームを延伸するため2017年に代々木上原よりに移設されている。
2024/7/10追記:踏切番号については鉄道ピクトリアルアーカイブセレクション2 小田急電鉄1960〜70のP113掲載の「代々木上原ー東北沢間および千代田線乗り入れ工事計画図」で確認することができた。
駅舎
2019年から使用開始となった代々木八幡駅の橋上駅舎。10両編成化工事前の代々木八幡駅は相対式ホームだったが、10両化する際に島式ホームに変更されている。
ここからの写真は2024/6/11撮影。
旧踏切
移設前の代々木八幡1号踏切はホーム先端のあたりにあった。
八1
現在の代々木八幡1号踏切は山手通りの跨線橋下にある。
代々木上原方
代々木八幡1号踏切から代々木上原方向を見る。小田急小田原線はもともと宇田川支流の谷に沿って地表を走り台地の上にある東北沢駅にむかっていたがようだが、千代田線乗り入れのため上下線を振り分け、中央に千代田線を通して代々木上原から東北沢まで高架複々線化(実際には引き上げ線を含め6線ある)された。
地元では現在地下化されている下北沢駅まで一気に地下化すべきという意見も多かったようだが、この区間と祖師谷大蔵〜千歳船橋間のみ先行して高架化されている。
第一跨線人道橋
上原児童遊園地から線路北側へ向かう代々木八幡第一跨線人道橋。実はここが踏切跡というわけではない。もともとは児童遊園地の下あたりで宇多川の支流が線路下を横断していた。
ここからの写真は2024/6/19撮影。
八2
児童遊園の西側にある行き止まりの路地が代々木八幡2号踏切の跡。
全国Q地図
全国Q地図の東京都3千分の1地図(1961〜1962年)を見ると、宇田川支流と踏切の位置関係がわかる。
北側
線路北側から代々木八幡2号踏切跡を見る。こちら側も行き止まりの路地になっている。
田中地蔵
踏切北側、宇田川支流の水路敷そばにある田中地蔵尊。設置されている看板によれば、元文3年(1738年)造立という。
八3
次の代々木八幡3号踏切は代々木八幡第二跨線人道橋となっているのだが、谷になっている北側から線路を超えるために地上3階まで階段で上らなければならない。
南側
南側は台地なので、かなり高低差があるのがわかる。
八4
代々木八幡4号踏切は代替道路として造られたアンダーバスの東側、行き止まりの路地から斜め代々木八幡寄りに伸びていた。
アンダーパス
代替道路は高架線の下をくぐり抜けている。
道路跡
北側のアプローチは道路としては使用されていないように見える。
八5
代々木八幡5号踏切跡は高架下にある元の路盤があった位置に残っているようだ。北側からは階段で路盤の高さまで上がっており、南側にはさらに道路に向かって階段がある。
路盤
南側から階段を上ってみたところ。踏切があった当時の状態が残っているかどうかはわからないが、通路のあたりが立体交差化前の路盤の高さだったと思われる。
旧線跡
高架下の通路から代々木八幡方向を見る。代々木八幡に向かって緩やかに下っており、かつての線路跡を彷彿とさせる。
八6
代々木八幡6号踏切は立体交差化する前の旧代々木上原駅東側改札脇にあった。
by Natrium