代々木上原1号~3号踏切
OpenStreetMapで
代々木上原駅〜東北沢駅間を見る。
もともと駅間に引き上げ線があったため踏切の数が少ないのだが、代々木上原1号踏切は現在の代々木上原駅に飲み込まれてしまっている。
2024/7/10追記:踏切番号については鉄道ピクトリアルアーカイブセレクション2 小田急電鉄1960〜70のP113掲載の「代々木上原ー東北沢間および千代田線乗り入れ工事計画図」で確認することができた。
代々木上原1号踏切は宇田川支流の水路敷が行き止まりとなる西原児童遊園地から、代々木上原駅方向に向かったバスロータリー付近にあった。
このページの写真はすべて2024/6/19撮影。
現在の代々木上原駅西側にある代々木上原第2架道橋は千代田線乗り入れに伴い立体交差化で新設されたもの。
代々木上原2号踏切は東京都道413号赤坂杉並線(井ノ頭通り)と交差する位置にあった。
架道橋下の壁面には季節の野鳥が描かれているのだが、落書きを消した跡も大きく残っていて微妙な感じになってしまっている。
架道橋から井ノ頭通りを西へ進んだところで、北から突き当たってくる道路の向かい側に線路南側の上原中学校へ向かって道路を作ろうとしたのではないかと思われる空間が残っている。開通すれば踏切がひとつ増えていたのかもしれない。
そのすぐ西側には、日本最大のイスラム教モスク(礼拝所)とされる
東京ジャーミイ・ディヤーナト トルコ文化センターがある(写真は線路側から見たところ)。
ロシア革命を逃れてきたトルコ人が昭和13年(1938年)に設立した東京回教学院を前身とし、2000年に現在の形になったという。
代々木上原第3架道橋は立体交差化以前からここにあったと思われる。
東北沢駅東側の代々木上原3号踏切を渡っていた東京都道420号鮫洲大山線は現在拡幅工事中で、踏切があった頃の面影は残っていない。
地上時代も待避線を持つ広い敷地があった東北沢駅。ここから世田谷代田までは複々線化最後の工事区間として2013年に地下化された(複々線化完成は2018年)。