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清瀬1号~8号踏切
地図
OpenStreetMapで清瀬駅~秋津駅間を見る。
清瀬市立中央図書館に所蔵されている「清瀬町の現況と推移 昭和44年」には昭和44年(1969年)4月現在の踏切現況が描かれており、現存する清瀬1、2、4、6、8号踏切のほか、1991年に廃止されたという清瀬3号踏切が記載されている。その間に廃止された5、7号踏切があるはずだが、その位置については国土地理院Webサイトで公開されている空中写真や、Q地図の東京都3千分の1地図などを参考に検討してみることにする。
清瀬駅
清瀬1号踏切東側から清瀬駅方向を見たところ。この景色なんだか見覚えがあるなと思ったのだが、古レールの柵とか、道の曲がり具合が高架化前の石神井公園駅に似ているのだった。
ここからの写真は2023/9/2撮影。
清1
清瀬駅西側の清瀬1号踏切。誘導員がいるのは左右と写真手前がバス路線になっているためで、バスが通り抜ける間に踏切北側から車両が入ってこないように静止したり、歩行者の安全を確保したり、慣れていなくて踏切手前に入ってしまっている車やバイクを避けてバスを通したりと大忙し。
清2
線路南側を並走していた道路が線路と分かれていくところにある清瀬2号踏切は線路を斜めに渡る。踏切の手前がデルタ状の交差点になっていて、どこで踏切待ちをするのかなかなか難しい。
昭和22年
国土地理院Webサイトより昭和22年米軍撮影の空中写真。昭和44年時点では残っていた清瀬3号踏切は現在の芝山立体交差の位置にあった。この写真では、現在も現役の4号踏切西側に二か所踏切が見え、どちらかが5号踏切と思われる。
清瀬中央公園
芝山立体交差へ向かう道すがら、西武池袋線南側にある清瀬中央公園の前を通る。のだが、封鎖されていて入れないようだ。
閉鎖
2023/2/21の清瀬市広報によると、埋蔵文化財の発掘調査をしていたところガラス片を含む産業廃棄物が見つかり、安全確保のため閉鎖しているそうだ(2023/9/22に閉鎖解除)。清瀬中央公園は隣接する清瀬市立中央図書館と一体化させ再整備する計画が進んでいたそうだが、その準備段階での話らしい。
芝山立体交差
清瀬中央公園脇を通る都道40号(志木街道)が池袋線をくぐる芝山立体交差。1991年にこれが開通するまではここに清瀬3号踏切があった。
清4
さて続いて清瀬4号踏切。「清瀬町の現況と推移 昭和44年」には第4種踏切であったと書かれており、当時は警報機も遮断機もない状態だったと思われる。現在も北側の道幅が狭く、原付と農耕用以外の車両は通行禁止となっている。
廃道
清瀬5号踏切候補のうち清瀬寄りの道路は現在では廃道となっており、線路の両側とも道路としては残っていない。Q地図の東京都3千分の1地図では1965〜1966年には道路として描画されているが、1967年では描画されておらず、この辺りで廃止された可能性がある。
この写真は2023/9/3撮影。
清5
Q地図東京都3千分の1で1967年にも残っている道路がその後廃止された清瀬5号踏切と思われる。南側からではよくわからないので、空堀川から北側に回り込んでみた。八幡神社裏の行き止まりの道がどうやら踏切跡らしい。
ここからの写真は2023/9/2撮影。
野塩八幡神社
改めて西側に回って野塩八幡神社を見たところ。宝永元年(1704年)創建と伝わる旧野塩村の鎮守社だ。神社の前には流路変更前の空堀川旧流路が公園として残っている。
旧道
ところで野塩神社から線路に向かって伸びるこの道も気になるところ。Q地図では踏切としては描かれていないが、今昔マップで大正8年の志木2.5万分の1をみると道路があり、清瀬5号踏切の旧道なのかもしれない。
ここからの写真は2023/9/10撮影。
南側
南側にも対応する位置に中途半端な行き止まり道がある。
円福寺
北側に戻って空堀川に架かる薬師橋の正面にある曹洞宗円福寺の入り口に立つ巨大な仁王像。円福寺の開山は寛永年間(1624〜44年)以前とされ、八幡神社より歴史が古いということになる。
この写真は2023/9/2撮影。
昭和24年
国土地理院Webサイトより昭和24年米軍撮影の空中写真。空堀川西側に清瀬6号から8号までの踏切が見えるが、7号と思われる場所には2つ道路があり、6号の手前にももう一つ踏切があるように見える。
踏切跡
北側から踏切跡と思われる路地へ。写真奥の家の間に向かって道路があり、かつてはその先にQ地図によれば東前橋という橋が架かっていたようだが現在は流路変更もあって廃止されている。こちらも旧5号東側の踏切と同様に、1966年前後に廃止されたようだ。
この写真は2023/9/3撮影。
清6
さて、こちらが清瀬6号踏切。この踏切、「清瀬町の現況と推移 昭和44年」では第7種踏切と記載されているのだが、もちろん第7種という踏切はないので、第1種の誤記だろうか。
この写真は2023/9/2撮影。
清7?
清瀬7号踏切候補のうち東側の路地。北側の郵便局脇にある未舗装路がそれと思われる。
ここからの写真は2023/9/3撮影。
南側
南側に回ってみたところ。こちらにも線路で行き止まりとなる道が残っている。
西側
西側の候補を南側から見たところ。道路は線路に突き当たって左に折れるが、線路の向こう側には対になる路地が見える。
ここからの写真は2023/9/2撮影。
北側
北側から路地の突き当たりを見たところ。
昭和36年
国土地理院Webサイトから昭和36年国土地理院撮影の空中写真。さきほどの清瀬5号踏切は西側が残っていたが、清瀬7号踏切は東側が残っていたようだ。
清8
最後は秋津駅東側の清瀬8号踏切。線路が低いため、南北の道路から下り坂で踏切に入るのだが、どちらも踏切直前が交差点になっているためややこしい。秋津駅南口から踏切を通って北へ抜ける歩行者も多く、気を付ける必要がある。
通学路
踏切北側には通学路の標識があるが、だいぶくたびれている様子。
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