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東上9号~21号踏切
地図
OpenStreetMapで大山駅から中板橋駅周辺を見る。
東上9号踏切から20号踏切の間は板橋区などによる立体交差化の検討が行われてきたが、2022/7/28に東武鉄道から連続立体交差事業(高架化)に着手することが発表された。これにより東上10号踏切から18号踏切まで、現存しない東上14号踏切を除く8つの踏切が廃止されることになる。完成は2030年度を目指すとしている。
昭和38年
国土地理院Webサイトから昭和38年(1963年)の空中写真(国土地理院撮影)を見る。
すでに山手通りは完成しているが、大山駅はまだ短い状態。
東9
下板橋の電留線西側、東上9号踏切から山手通りの陸橋(環6架道橋)方向を見る。線路の両脇に空間があるが、陸橋の手前あたりにかつて金井窪という駅があった名残だそうだ。
金井窪駅は昭和20年(1945年)4月13日の空襲で被災し、戦後復活することなく廃止になったという。
このページの写真はすべて2011/10/29撮影。
跡形もなし
番号はついていないが、昭和22年の空中写真では、山手通りのあたりともうひとつ、写真前方のマンションに向かって伸びている道路が線路を跨いでいたように見える。
東10
金井窪駅跡構内(現在は東武鉄道板橋変電所)の西側にある東上10号踏切。
東11
このあたりは踏切が続く。
東上11号踏切を行く50000系では唯一正面非貫通なレア編成51001F。
迂回路
ところで、東上線の踏切には左の写真のように迂回路を案内する看板がついているところが多い。
どの踏切も閉鎖している時間が長く、過去無理に渡って事故に遭った人がいたためと思われる。
東12
このあたりでは二車線が珍しい東上12号踏切。
東13
大山駅東側の東上13号踏切。
東14跡
東上14号踏切は今はない。
線路と道路が交差する位置に踏切があったが、ホームの延長で分断されてしまい、現在は地下通路が設置されている。
東口
その踏切跡の隣にあるこじんまりとした大山駅東口。
知らなければ見逃してしまいそうだ。
東15
大山駅西側の東上15号踏切は、跨線橋を備えている。
ただ、あまり利用されている様子はなさそうだ。
東16
都道420号線が線路にぶつかるところにある東上16号踏切。
線路の手前まで幅の広い通りだが、踏切の向こうは一車線の路地で、商店街(ハッピーロード大山)のアーケードにつながっている。東向き一方通行なので、こちらから踏切の向こうには進めない。
この踏切の下を千川上水が通っており、古くは千川上水踏切と呼ばれていたらしい。
東17
西に向かう車は次の東上17号踏切を渡って行くことになる。
東18
豊島病院前の東上18号踏切を過ぎると、東上線は築堤上を進んでいく。
豊島病院通り
豊島病院北側の豊島病院通りは、アンダーパス(馬場架道橋)で東上線を潜り抜ける。
ここはもともと踏切ではないようだ。
山中トンネル
東上19号踏切は現存しない。その場所には、山中トンネルという銘板のついたアンダーバスがある。中板橋駅前には山中稲荷神社があり、山中というのはこのあたりの字だったようだ。
板橋区の資料では、仲町架道橋という名称もある。
東19跡
かつての東上19号踏切は、防災倉庫側の坂道を上がって行ったところにあったらしい。
昭和38年その2
国道地理院Webサイトから昭和38年(1963年)国土地理院撮影の空中写真での東上19号踏切から中板橋駅付近。
東20
中板橋商店街(なかいた)の看板がみえる東上20号踏切。
東21
中板橋駅上りホームから東上21号踏切(写真奥)を見る。
2016/5/18追記:脱線事故が起きたのはこの踏切の先だが、報道によれば踏切手前のATS地上子が破損しており、実際には踏切手前から車両に支障が起きていた可能性がある。
 
手前には、駅員が使っていると思しき構内踏切が見える。
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