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越戸川・谷中川とその支流(谷中川上流部)その3
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地図その2
和光市ガイドマップで谷中川上流部分を見る。
谷中川は大泉中央公園から樹林公園を通って理化学研究所へ流れていく。
広沢池
理化学研究所西側にある通称「広沢池」。広沢というのは和光市から朝霞市に広がる広域地名で、和光市市役所を中心とした市南部の大半を占めている。
広沢池自体は人工池なので谷中川と直接の関係はなく、谷中川はここから東へ向かってAFN(米軍放送網)東京送信所との境を流れて川越街道へ向かっている。
ここからの写真は2018/9/23撮影。
水路敷
その広沢池の南側、国際交流会館との間にフェンスで囲われた空間がある。どうやらここが谷中川の水路敷と思われる。
写真手前が外郭環状自動車道の側道で、ここで谷中川は側道の西側から渡ってくる。
猫
国際交流会館前の日向で猫が寝ていた。脇を通り抜けても警戒もしないようだ。
舗装路
外郭道の西側は大半が住所ごと西大和団地だが、外環道脇だけは外環道建設時にあとから作られたデュプレ西大和というマンションが建っている。
谷中川は、西大和団地とデュプレ西大和の間にある段差のあたりを流れていたらしい。
西大和団地
西大和団地の中にお邪魔して、段差の部分を上流方向に見てみたところ。植え込みのあたりが谷中川の流路だったのだろうか。
藪
桃手通りと交差する和光純林公園交差点手前では、水路敷は藪として残されていた。
導水管
和光樹林公園交差点を上流側から見たところ。外環道と樹林公園の総合体育館との間に空堀状態の谷中川が残っているのだが、桃手通りをくぐるために写真中央に見える導水管が設置されていることから水が流れることを想定した構造になっていたように見える。
空堀
総合体育館の駐車場から空堀の上流側を見たところ。空堀の中央に大きな木が何本も植えられているところを見ると、現在は水が流れることは想定していないようだ。
付け替え
樹林公園に入って、体育館の方を見たところ。樹林公園内には整備された水路が残っているのだが、その流れは体育館の下に吸い込まれていき、空堀の方には流れない構造になっているのがわかる。
樹林公園
樹林公園の中を上流に向かって進む。
橋
途中、一箇所だけ橋が設けられている。
ねりまっぷ
ねりまっぷで昭和22年(1947年)の空中写真を見る。ロープアップで昭和38年(1963年)の空中写真と比較できるようにしたが、現在と異なる位置に谷中川の流路がある。
前の写真に見える橋のあたりは、元は水路ではなかったのだが、樹林公園が出来たときに、大泉中央公園側にある池とともに整備されたらしい。
排水口
橋の先には、土管から水が出てきている場所があった。このあたりはまだ水の流れがあるようだが、地面に吸い込まれてしまっているのだろう。
窪み
樹林公園の水路は土管のところから始まっているのだが、前の写真右奥に写っている標識のところ、山側から水の流れがありそうな窪みがある。
泉?
窪みは公園内のジョギングコースを乗り越えて林の中に入っていき、林の中にある排水口から流れ出ているようだ。
池
樹林公園を出て都県境を越え、南側の練馬区にある大泉中央公園へ。その手前にある大泉さくら運動公園には、野外炊事広場のある池が作られている。もともとここに池はなかったので、公園と合わせて造成されたのだろう。
この日は祝日の日曜日だったので、たくさんの人がバーベキューなどを楽しんでいた。
湧き水もどき
池の水は近くにある湧き水っぽい水場から流れてきているが、これが谷中川の水なのか、処理水なのかはよくわからない。
出口
出水口を見たところ。土管から流れ出てきているように見え、いかにも人工的だった。
涸れ沢
一方、池の南側にも地図上は水路があるように描かれているのだが、実際行ってみると水の流れはない涸れ沢になっていた。

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