OpenStreetMapで井草川全体の地図を見る。
妙正寺池を水源とする妙正寺池だが、実はそこから別れた上流部がかつては井草川としてさらに遡っていた。現在は遊歩道などになっている井草川とその支流たちを探索してみよう。今回は下流域を探索していく。

妙正寺公園の北側、雑木林から北に向かって遊歩道が伸びている。これが井草川だ。
この写真は2013/9/28撮影。

きれいに整備された遊歩道が続いている。途中、桃井第五小学校前にあった「桃五小のこみち」という説明板。
ここからの写真は2013/5/18撮影。

その桃五小の向かい側に、遊歩道から東へ別れる蓋暗渠を発見。

蓋暗渠を抱えた路地が続いている。

車道に出たところで振り返ってみたところ。金太郎はいないが杉並区によくある車止めが蓋暗渠の上に置かれている。

道路の反対側。奥の住宅は一段高いところに立っており、蓋暗渠はそこで行き止まりになっている。

さて、遊歩道に戻って北へ進む。一区画先に、遊歩道から右へ別れる小道がある。

小道を進んでいくと、いったん一般道路に合流してから、中華料理店の脇で再び水路敷らしい細道になる。

細道を進んでいくと、クリーニング店の先で西武新宿線にぶつかって終了。

西武新宿線を東よりに斜めに渡ったところにある杉並区役所八成（はちなり）区民集会所にある井戸。一説では、ここが水源地だったともいう。

さきほどの細道の途中、西向きに水路敷が分岐している。西側の出口から合流方向を見る。写真右側、南に向かって妙に広い道路になっているが、こちらに水路が続いていたのかもしれない。

遊歩道に戻ってさらに上流へ。井草区民事務所の南側で遊歩道は南北に分岐している。いわゆる井草川は写真右（北）で、南側は今川四丁目方向へ伸びる長い支流となっている。

北側に向かって最初の道路を越えるところ。遊歩道をまっすぐ渡る横断歩道がなく、隣の信号まで迂回するように案内される。

区民事務所を通り過ぎて次の道路。北向きに妙に広い道路はかつて水路があったであろう場所。

こちらも北へ向かうとクリーニング店の脇で西武新宿線に向かって突き当たっている。

水路敷は線路の北側へ続いている。写真は北側から西武新宿線をみたところ。

北側を見る。水路敷は斜面をよじ登って道路に行き当たる。水路敷は東へ進み、旧早稲田通りまでさかのぼれるようだが、またの機会に尋ねてみたい。
井草川のさらなる上流探索もいずれまた。