神田川周辺の水路敷群(井の頭の支流その1)
OpenStreetMapで
井の頭一丁目付近を見る。
井の頭線の久我山駅と三鷹台駅の間、神田川右岸にある谷をまずは見ていこう。
神田川右岸に口を開ける大きな排水口。谷筋の出口というよりは、どうやら右岸の旧流路に沿った位置に出てきているように見える。
このページの写真は2021/11/28撮影。
排水口から神田川の上流方向を見る。この辺りは掘り下げた川に大きく手が加えられており、多くの水鳥が来ているようだ。
旧流路が神田川に合流する少し手前に、谷筋が西から合流してくる。
砂利舗装はすぐに終わってしまい、道路として使用されている部分に出る。写真奥の車止めは
久我山駅へ向かう旧流路の入口になっている。
道路は少し進んだところで車止めに阻まれて遊歩道となる。
正面、階段で水路敷がかさ上げされているのは、その向こうに公園があるからで、ここに水路の高低差があったわけではないようだ。
水路敷は三鷹台やすらぎ児童公園の中を抜けていたらしい。
インターロッキング舗装が終わり、その先は三鷹市ならではの赤く舗装された水路敷となる。
南側だけ石垣があり、こちらの方が水路敷との高低差が大きいように見える。写真左端の石垣の上に何やら境界標があるように見えるが…
東京電力の線下標であった。この上には確かに送電線が通っている。
道路との交差点で赤い水路敷は終了となるが、水路敷そのものは写真奥の隙間に続いている。
道路と歩道はほどなく分かれていき、写真奥にまた階段が見えてくる。
階段の上は三鷹台駅から南へ伸びてくる道路。水路敷は道路の向こうにも続いているので、かつてはここに橋があったのかもしれない。
道路西側の水路敷は封鎖されていて通ることができない。
さらに西側の道路に回り込んでみると、西に向かって水路敷が伸びているが、すぐに封鎖され行き止まりとなっている。
封鎖された先にも水路敷は続いている。写真奥のあたりが上流端となるようだ。
上流端あたりの北側には、道路に向かって空間が残されていた。これも水路敷なのかどうかはよくわからない。
最後におまけ。さきほどの階段を上がったところから三鷹台駅と反対方向に進んだところに玉川上水があり、そこにかかる宮下橋は現在架け替え工事が進んでいる。この宮下橋は昭和25年(1950年)11月完成ということで、架橋から70年以上経っている。結構交通量が多い道路なのだが、よく耐えたものだ。