青梅街道1号~4号踏切
OpenStreetMapで
青梅街道駅〜萩山駅間を見る。
旧萩山駅跡の東側には小平駅へ向かう線路があってデルタ線になっていたが、昭和33年(1958年)の萩山駅移設時に廃止されている。
青梅街道駅ホームの下を玉川上水の分水である小川用水の北側流路がくぐっている。写真は駅西側の萩山通りから上流(西)方向を見たところ。
残念ながら説明書きがボロボロになってしまっているが、明暦2年(1656年)に開発名主の小川九郎兵衛が私財を投じて開削した小川用水はいまでも開渠の中を結構な水量で流れている。
ここからの写真は2023/11/4撮影。
青梅街道駅のホームから東へ向かって流れていく小川用水を見ることもできる。
萩山通りに戻って北へ進んでいくと、線路の方に向かって行き止まりの道がある。ここは全国Q地図の
東京都3千分の1地図(1965〜1966年)では踏切として描かれており、現在は欠番となっている青梅街道1号踏切の跡と思われる。
地図では道路の北側にも用水路なのか側溝なのか水路が描かれているのだが、特に痕跡は残っていない。
さらに萩山通りを北へ向かい、NCNP病院入口の東側にある青梅街道2号踏切。狭くて自動車は譲り合わないと通過できないのだが、結構交通量が多いので北側の側道に避けて撮影してみた。
ここからの写真は2023/10/22撮影。
続いて萩山公園前交差点から線路を渡る青梅街道3号踏切を見たところ。こちらは隣の青梅街道4号踏切の方が利便性がよいのか、それほど交通量は多くないようだ。
青梅街道3号踏切から北側を見る。線路の右側には西武鉄道の敷地が広がっており、元々は写真中央の建物の右側あたりに向かって小平駅へ向かう線路があった。また写真中央の建物左側奥のあたりに旧萩山駅があったが、最初に書いたように昭和33年(1958年)に現在の位置へ移設されている。全国Q地図の
東京都3千分の1地図(1961-1962年)には、廃止後の萩山駅跡がまだ描かれている。
青梅街道4号踏切手前、萩山通りの頭上にいわゆる青看板(道路案内標識)があるのだが、いつのものなのか褪色してしまってほとんど読めない。
萩山通りとぶつかる東京街道(江戸街道)の丁字路東側にある青梅街道4号踏切。デルタ線の踏切も写真奥の方にあったはずだ。
西武拝島線・小平3の2号~4号踏切で紹介しているのでそちらを参照されたい。